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ミニトマト`パトリシア´の実です。
初めてトマトを種子から育てました。
3月13日に室内の出窓で種蒔きをしたものです。
ミニトマト`パトリシア´の花
開花したら花を軽く弾いてあげると受粉しやすいそうです。
実が大きくなってきました。
星型の花が綺麗です。
触れると全草からトマト特有の青臭い香りがします。
トマトの旺盛な成長に元気をもらっています。
味は、とっても美味しいです。
トマト`パトリシア´の種子はタイ王国で生産されていました。
日本の食料自給率は40%ほどあるそうですが、種子の輸入が
ストップすれば飢饉になるそうです。
現在、日本で栽培される栽培品種の殆どがF1品種で自家採取が
できません。
種子を外国産に頼るのは、食料の安全保障上の大問題です。
皮を湯剥きして冷やして食べると最高に美味しいです。
ミニトマト`パトリシア´の栽培の様子。
プランターで育てています。
プランター栽培のほうが地植えよりも水管理が簡単です。
那須五葉松の盆栽 樹高は26㎝。
文人風盆栽に近づいてきました。
盆栽とは時間をかけてゆっくりと造っていくものです。
自然と時間そして人間の合作なのです。
最近では太い枝や幹の切り痕が残るようなインスタントな
盆栽ばかりです。
今年の新芽が全て上を向いています。
この盆栽も短葉性の那須五葉松の素材を買って、下枝を
剪定で落とした準インスタント盆栽ですが、何年もかけて
ゆっくりと仕上げるつもりです。
趣味の盆栽なんて結局は「過程」なのです。
根元付近。
根洗い(年月が風雨で土や砂を流したような感じ)にしてあります。
幹にも古色が少しついてきました。
Lilium maculatum var. bukosanense
秩父の武甲山で有名なミヤマスカシユリが咲きました。
花径は約15㎝。
武甲山は、元々遥か南洋に在ったサンゴ礁でプレートにより
日本に運ばれてきました。
日本に建つコンクリート製の建物の多くが武甲山の石灰岩を
原料としています。
Lilium maculatum var. bukosanense
このミヤマスカシユリの特徴は、茎が垂れ下がることです。
自生地では懸崖に沿うように下垂して花を咲かせます。
Lilium maculatum var. bukosanense
とても美しい花を咲かせますが、栽培は簡単です。
深い鉢に山野草用の用土で植え、半日陰で管理します。
特に石灰分は与えていませんが問題なく成長しています。
Lilium maculatum var. bukosanense
通常は一輪ずつ咲きますが、先の花が枯れない内に次の花が
咲き始めました。
中心部の2本が今年の新しい葉です。
新しい葉が出るときに日照不足だと徒長した葉(小葉と小葉の間が
伸びた葉)になります。
日光には十分充てるようにします。
葉は自然に枯れるまで切り取らないので、写真のように葉の数が
多くなります。
そうした方が地上茎の太りが早くなりますし、地上茎の表面を
覆う鱗片が枯れるのを防げます。
新しい葉の根元付近。
細かい毛で覆われています。
葉の付く鱗片と、葉のない鱗片があることがわかります。
新しい葉の成長が急速なのは、柔らかい状態の葉を食べられない
様にするためだと思います。
オニソテツ属も全てが恐竜が絶滅した後に進化したものですが、
その遺伝子の記憶の中には草食恐竜への対抗策が組み込まれています。
エンセファラルトス・ホリダスの葉の棘も、葉が小さい内は
柔らかいです。
ナツツバキの花。
仏教で云う沙羅双樹(サーラ樹)は全くの別種で対になって2本生えて
いたそうです。
ブッダの入滅の際、一度枯れてから白い花(枯れる前は黄色の花)を
咲かせたそうです。
白い花が咲いたという伝承だけで、このナツツバキが日本に生えない
熱帯の木の代用とされたそうです。
幹の見た目が似ているという説もあります。
ナツツバキの花は一日花で、散って落ちた花を観賞する
という変わった楽しみ方をされます。
Stewartia pseudo-camellia dropped blossom
花径は6~7㎝で、水が足りないと小輪で咲くので
開花時期に日照りが続くと、庭植でも水やりをしないと
綺麗な花を観賞することが出来ません。
エンセファラルトス・ホリダスに新芽が出てきました。
去年は葉が出ませんでした。
種小名のhorridaはラテン語で「棘だらけの」という意味です。
今年は葉が2枚展開するようです。
上の写真から二日目の様子。
新しい葉は急速に成長します。
水遣りの回数は少な目が基本です。
鉢の用土が中心部まで乾いても枯れることはありません。
鉢土が乾いたら、たっぷりと水をあげます。
水遣りの時は、水が葉や地上茎にかからない様にします。
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