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棕櫚竹‘白青殿’(根詰まりで葉緑素の緑色が薄いです)。
シュロチクや観音竹は、ヤシの仲間では耐寒性があり
観葉植物として採り入れやすい種類です。
シュロチクは中国南部が原産で、江戸時代に琉球を経て
日本で栽培されるようになりました。
`白青殿´は太平洋戦争前に兵庫県・網干で発見されました。
現在育てられているものは、その株分け品だと思います。
Rhapis humilis variegata`白青殿´ leaves
葉は掌状で深く切れ込みます。
棕櫚竹(棕梠竹)‘白青殿’は写真のように葉割れした
一部に「斑」が入るような地味な物が育てやすいです。
Rhapis humilis variegata`白青殿´ leaf
葉割れした部分に「斑」の部分と緑色の部分が同居して
いたら「斑」の部分が枯れ込みにくく綺麗に育てられます。
Rhapis humilis variegata`白青殿´ leaves
葉の大部分に「斑」が入る派手斑の個体は、葉緑素の無い
「斑」の部分が枯れやすく綺麗に維持できません。
Rhapis humilis variegata `白青殿´leaves
↑の株も「斑」の部分が枯れてしまっています。
棕櫚竹‘白青殿’を買う場合は、出来るだけ斑が入って
いない様な物がおすすめです。
2014年に種を蒔いたマキシマルティネッツイ松(マルチネス
ピニョン松)です。
実生8年目の株。
樹高は約100㎝。
この株は、まだ全ての葉が初生葉のままです。
↑の株は樹高は約125㎝。
この株は尋常葉(成木の葉)が出てきています。
ここから成長スピードが上がるので、新芽を途中で折り取る
(みどり摘み,盆栽の技術を応用)を行いコンパクトに
仕立てようと思います。
地植え出来る場所があれば大きくしたいのですが、鉢植えなので
制約があります。
新芽の様子。
1年に20㎝ぐらいは成長しそうです。
この新芽を黒松や赤松のように根元から切ってしまうと、
また新芽が出てくるかどうかわからないので、五葉松と
同じように葉のある所(新芽の半分ぐらいの長さの所)で
切ってみようと思います。
尋常葉の様子。
五葉松で、緑色と灰青色の葉です。
この株は去年から尋常葉が出ています。
Encephalartos horridus dead dry leaf
エンセファラルトス・ホリダスの枯れ葉。
観察によるとエンセファラルトス・ホリダスの葉は
7年間は現役で光合成できます。
エンセファラルトス・ホリダスの地上茎。
写真の幹の表情が本来のホリダスの鱗片です。
毎年、健康な葉を切ってしまうと葉の基部の鱗片部分が
枯れて幹がミイラの様な外観になってしまいます。
エンセファラルトス・ホリダスはトゲトゲの葉が
幹を覆うように生えます。
Encephalartos princeps dead dry leaf
エンセファラルトス・プリンセプスの枯れ葉。
E.プリンセプスの葉も7年間ぐらい光合成します。
葉は、決して毎年生えかわるものではありません。
写真のエンセファラルトス・プリンセプスは2年連続で
新しい葉を出していません。
Encephalartos princeps dead dry leaf
これ位枯れて乾燥したら葉柄の根元から切ります。
枯れ葉を放置すると株元の風通しが悪くなり、カイガラムシ
等がつきやすくなります。
エンセファラルトス・プリンセプスの幹。
葉を切らないと幹の太りが早くなります。
写真の株も幹の直径が10㎝オーバーです。
下の方の葉が買った当時の物なので、どれだけ成長したのかわかります。
左がプリンセプスの枯葉,右がホリダスの枯葉。
両方共、ドワーフタイプ(矮性株)として入手した当時の
葉なので長さは20㎝程です。
現在に生えている葉は両種ともに買った時よりも大型化しています。
毎年葉を切るとエンセファラルトス(オニソテツ属)は弱ります。
樹勢が弱ると短い葉を出すようになります(盆栽と原理は同じです)。
葉を切り無くすことで強制的に葉を出さすことはできます。
夏バテの回復に効果のあるトマトも夏バテをします。
トマトが夏バテになると花が咲いても実が着きません。
原因は夏の高温多湿と地温の上昇です。
地温上昇の対策としては銀色のマルチを使う、鉢や
プランターに直射日光が当たらない様に遮光する等です。
夕方に冷たい水道水で灌水するのも方法の一つです。
気温が高くなり過ぎると蜜蜂の活動も緩慢になります。
花粉媒介の昆虫の活動が鈍くなるので、トマトの花が
咲いたら花をゆすって受粉を助ける必要があります。
場合によっては追肥をしてトマトの勢いを回復させます。
Tillandsia landbeckii Chile 600m N.Las Cardas km83
desert Elqui
上記の名前で入手したチランジア・ランドベッキーに
花が咲きました。
チランジア・ランドベッキーの花は黄色(yellow flower)なのですが、
写真の個体の花は白地に薄紫色です。
花径は約4㎜。
8年間栽培していて初めての開花です。
自生地での採取場所データまで有る個体なので、T.ランドベッキー
だと疑わなかったので戸惑っています。
性質は水を良く欲しがるので、自生地でも発生する霧から
水を得ているTillandsia landbeckii の特性に似ていると
思うのですが、よく分かりません。
ミニトマト`パトリシア´の栽培の様子。
プランターで育てています。
4本育てたら毎日4~5個収穫できています。
サカタのタネさんの‘メイクスイーツ’シリーズの品種
ミニトマト`パトリシア´は素人が作っても玉揃いが良いです。
果皮も綺麗なオレンジ色になります。
ミニトマト`パトリシア´は熟すのも揃いやすく、さすが
プロの農家向けの品種だと思います。
見た目がとても良いです(味も当然おいしいです)。
でも果房の先端になるにつれ小粒になります。
収穫したミニトマト`パトリシア´の実(湯引きの為に皮に切れ目を
入れています)。
大きさがまちまちです。
プロの農家なら規格外品として出荷できないものもありますが、
家庭菜園なのでお構いなしです。
野菜や果物は見た目が大事です(特に日本では)。
品種改良でも重点を置かれる項目です。
みんな売り場では、より形が綺麗で大きさがそろっている農産物を
手に取ります(外観至上主義)。
見た目が悪い物も流通することがありますが(普通は価格維持のために
流通させない)、規格品に比べ安い値段で販売されます。
規格外品の農産物も正規の値段(正価)で買ってこそ農家の収入に繋がります。
所得が増えないといわれる日本ですが、消費者自身が農家の所得を
抑制しています(綺麗な規格品を安くでしか買わないため)。
規格外品として廃棄される農産物もフードロスです。
Punica granatum Akdeniz young fruit
ザクロ`アークデニズ´の若い実。
この柘榴の木とは長い付き合いです。
苗木を買ったのが2003年で19年後の今年に初めて実を
つけました。
鉢植えで育てたり、接木苗が嫌だったので挿し木をし直したり、
受粉樹が必要なのかと思い悩み右往左往しながらの栽培でした。
一昨年から地植えをしました。
今年に実が生らなかったら栽培を止めるつもりでした。
ノコギリを持って見に行くと実を1つだけ見つけました。
ザクロは沢山の花を咲かせますが、日本では花期が梅雨に当たるため
花粉が雨に流されて結実がしにくいです。
実を生らすためには雨除けと人工授粉が必要です。
写真の実は、たぶん自家受粉したものだと思います。
品種名の「アークデニズ」はトルコの言葉で「地中海」を
意味します。
Dendrobium moniliforme leaf infected with virus
石斛(セッコク)の葉の写真です。
葉がまだら模様になっていたらウイルス病(バイラス病)を
疑います。
買ったこの株もウイルスに感染している様です。
Dendrobium moniliforme leaf infected with virus
写真では判りづらいですが、この葉もまだら模様(緑色の部分と
黄色っぽい部分が混ざり合っている)になっています。
強めの日光に当てて育てているとウイルスの病斑が見えにくくなります。
こうなると焼却処分するしかありません。
探し求めていた品種だったので残念です。
Dendrobium moniliforme seed cupsule
別株のセッコクに実が生っていました。
山野草店などで、はじけた後の莢を見かけることはありますが、
庭で実が生ったのは初めてです。
実の長さは付け根から約2.5㎝。
もう少しで実が割れて種を飛ばしそうです。
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