エンセファラルトスの葉を切る弊害③
Encephalartos horridus dead dry leaf
エンセファラルトス・ホリダスの枯れ葉。
観察によるとエンセファラルトス・ホリダスの葉は
7年間は現役で光合成できます。
エンセファラルトス・ホリダスの地上茎。
写真の幹の表情が本来のホリダスの鱗片です。
毎年、健康な葉を切ってしまうと葉の基部の鱗片部分が
枯れて幹がミイラの様な外観になってしまいます。
エンセファラルトス・ホリダスはトゲトゲの葉が
幹を覆うように生えます。
Encephalartos princeps dead dry leaf
エンセファラルトス・プリンセプスの枯れ葉。
E.プリンセプスの葉も7年間ぐらい光合成します。
葉は、決して毎年生えかわるものではありません。
写真のエンセファラルトス・プリンセプスは2年連続で
新しい葉を出していません。
Encephalartos princeps dead dry leaf
これ位枯れて乾燥したら葉柄の根元から切ります。
枯れ葉を放置すると株元の風通しが悪くなり、カイガラムシ
等がつきやすくなります。
エンセファラルトス・プリンセプスの幹。
葉を切らないと幹の太りが早くなります。
写真の株も幹の直径が10㎝オーバーです。
下の方の葉が買った当時の物なので、どれだけ成長したのかわかります。
左がプリンセプスの枯葉,右がホリダスの枯葉。
両方共、ドワーフタイプ(矮性株)として入手した当時の
葉なので長さは20㎝程です。
現在に生えている葉は両種ともに買った時よりも大型化しています。
毎年葉を切るとエンセファラルトス(オニソテツ属)は弱ります。
樹勢が弱ると短い葉を出すようになります(盆栽と原理は同じです)。
葉を切り無くすことで強制的に葉を出さすことはできます。
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