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2022年9月

2022年9月22日 (木)

彼岸花の季節。

P9211892_1_1 Lycoris radiata `黒花ヒガンバナ´

黒赤ヒガンバナ,黒花ヒガンバナ。

彼岸花の濃色の系統で、野生のものから鈴木吉五郎さんに

見出された品種です(産地は不明です。日本の何処か)。

一般種比べ花色の鮮やかさがあり、より美しいです。

あまり市販されていないので入手は困難です。

メリクロン培養をして日本全国のヒガンバナを、これに

植替えたいぐらい価値のある花です。

 ヒガンバナは鉢植えだと開花させるのが難しく、当方の

鉢植えも今年は咲きませんでした。

2022年9月21日 (水)

寺西宗山 象嵌火箸 と 象嵌釜釻

P9211893_2_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

無形文化財 寺西宗山(てらにし そうざん)

「菊桐金銀流込象嵌角透火箸」

鉄地に溝を掘り、高温で溶かした金属を流し込んで嵌め込む

難しい技法が使われています。

寺西宗山さんの火箸は技術の高さもありながら、姿が美しいのが

魅力です。

P9211894_3_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

金と銀で象嵌が施されています。

寺西宗山さんは名古屋の金工で、「流込み象嵌および鑞付け透入り

鉄袋打」の高い技術で無形文化財に指定されました。

P9211896_4_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

流し込み象嵌文様のアップ。

溶けた金属は表面張力で丸くなり、細い溝に流し込むのは

大変難しい技術だと思います。

P9211900_5_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

火箸の持ち手部分を側面から見た様子。

「亀甲(きっこう)透かし」になっています。

この`透かし´は熱伝導の良い金属で炭を持つ場合、空冷方式で

持ち手部分を冷やす役目をしています。

実際に透かしがある部分と無い部分とでは温度がかなり違います。

この透かしを接着する時にも「鑞付け」の技術が必要です。

P9211902_7_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

寺西宗山「七宝流込象嵌亀甲透角火箸」

七宝文様を象嵌技法で表現しています。

火箸は寺西宗山さんの作品が一番綺麗です。

右に出る人はいません。

P9211903_8_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

七宝文様(無限に続く輪っか。吉祥文様の一つ)。

P9211905_10_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

光りにかざすと象嵌部分が光り輝きます。

暗い茶室の中では、とても綺麗だと思います。

この火箸も持ち手部分に「透かし」が施されており、

熱くならないようになっています。

P9211906_11_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

寺西宗山「菊桐象嵌火箸」

この火箸は上の2つと違い、断面が丸く中空の「袋打」に

なっています。

「袋打」とは金属の板を鍛造して丸め、中を空洞にする技術です。

これも炭から伝わる熱を逃がし持ち手が熱くならないように

する工夫です(鉄瓶にも袋鉉があります)。

P9211911_12_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

象嵌部分。

菊と桐の文様です。

P7033439_5_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

寺西宗山 作 金銀象嵌角透火箸 銘「四君子」

金と銀を象嵌に使った飾り火箸で‘流し込み象嵌’と‘透かし’‘鑞付け’

の技法が使われています。

側面は透かし状になっていて、持ち手が熱くならないような造りに

なっています。

1本に2面、2本で4面に四君子(気品の高い植物、すなわち梅・竹・蘭・菊)

の意匠が象嵌されています。

P7033440_6_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

「四君子」象嵌火箸

上‘菊’,下‘竹’の象嵌。

P7033438_4_1 Inlaid metal chopsticks for handling live charcoal

「四君子」象嵌火箸

上‘蘭’,下‘梅’の象嵌。

4組共に高い技術と芸術性を兼ね備えた火箸です。

P7033441_7_1  Inlaid metal pot rings for lift Chagama

寺西宗山 作 金流込象嵌釜釻(かまかん) 銘「うず潮」

この釜釻には‘流し込み象嵌’と‘袋打ち’の技法が使われています。

金属を象嵌した板を打って筒状にして、中空の構造にしています。

釜釻の中が空洞なので熱が伝わりにくく、実用性と軽さを

実現しています。

P6233399_2_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

寺西宗山 作 釜釻「うず潮」

釜釻の丸い形状に波模様を描くことで‘渦潮’を表現しています。

鳴門海峡の渦潮(Whirlpool of Naruto)は有名です。

寺西宗山さんは、センスの塊です。

P7033442_8_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

金流し込み象嵌で表現された、渦潮の‘波’。

P7033443_9_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

金流し込み象嵌で表現された、渦潮のうねりと波頭。

P7033433_1_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

寺西宗山 作 南鐐流込象嵌釜釻 銘「うず潮」

この釜釻は象嵌の素材に南鐐(純度の高い銀)を使った作品です。

‘流し込み象嵌’と‘袋打ち’の技法が使われています。

P7033434_2_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

南鐐流込象嵌釜釻「うず潮」

銀の反射率は可視光線で90%と高く、金属の中では一番

輝きがあります。

P7033435_3_1 Inlaid metal pot rings for lift Chagama

南鐐流込象嵌釜釻「うず潮」

銀で表現された波と飛沫(しぶき)。

南鐐(銀)の方が夏に涼やかな感じがあります。

 

 

2022年9月20日 (火)

ワイン用ぶどう `アルモノワール´

P9181880_1_1  Vitis ‘Harmo noir’

醸造用ぶどう`アルモノワール´の実が生りました。

庭の片隅に垣根仕立てにしてあります。

生食用ぶどうと違い、種が大きく可食部分が少ないです。

味はデラウエアに近く甘いのですが、皮の渋み(タンニン)

が強いです。

2022年9月19日 (月)

古谷忠六さんの「ぐい吞み」と「大壷」 (信楽焼)

P9191882_3_1  Sake Cup Shigaraki

古谷弘(忠六)さんの信楽焼の「ぐい吞み」です。

直径は9㎝。

信楽焼を焼く燃料の「赤松」の薪の灰が陶土と化学反応を

おこして自然釉となります。

この盃は人為的に釉薬を掛けたものではありません。

P9191884_4_1 Sake Cup Shigaraki

盃の裏側。

この「ぐい吞み」は、これ1つで信楽焼の全ての表情を

見ることが出来ます。

窯の高温の炎と薪の灰がもたらす表現です。

信楽焼の代表的な色である緋色(スカーレット色)も見られます。

P9191888_6_1 Sake Cup Shigaraki

古谷忠六さんは壷作りの名人でしたが(特に大壺が見事)、

この様な小品にも名作が多くあります。

たっぷりと自然釉が掛かっています。

信楽焼の「伝統工芸士」なので窯焼きの技術の素晴らしさも

感じられます。

P9191891_7_1 Sake Cup Shigaraki

盃の底のエメラルドグリーンのビードロが美しいです。

この色は赤松の灰でないと現れません。

静かな雰囲気の良いぐい吞みだと思います。

P9191885_5_1 Sake Cup Shigaraki

忠六さんの釜印。

「忠六」さんの信楽焼を見るまでは「信楽焼」が嫌いでした。

貧乏くさく、狸ばっかり作っているイメージで、焼き物では

やはり中国や朝鮮半島には敵わないと思っていました。

初めて「忠六」さんの信楽焼を見て、その綺麗さに驚き

「信楽焼の自然釉」こそ日本が世界に見せられる焼き物だと

考えるようになりました。

P7073455_1_1 Shigaraki Large PotTsubo

古谷弘(忠六) 信楽焼 大壷。

古谷忠六さんは壷造りの名人です。

この壷は珍しく明るい色調です。

壷の口は二重口縁になっています。

茶壷用でしょうか

P7073456_2_1 Shigaraki Large PotTsubo

壷の肩から胴にかけて自然釉が流れています。

P7073458_4_1 Shigaraki Large PotTsubo

焼成するときに被った灰が土の成分と反応し釉薬となっています。

この表情が信楽焼の醍醐味で、古信楽焼の自然釉は高名な陶芸家の

神山清子さんが現代に復活させました。

P7073459_5_1 Shigaraki Large PotTsubo

窯の中で灰に埋もれた部分は黒く発色しています。

信楽焼に使われる土は古琵琶湖の土で、とてもきめが細かいの

ですが、荒い長石が混じっています。

 

2022年9月18日 (日)

チランジア・ペナスコエンシスの葉焼け。

P9181879_3_1 Tillandsia penascoensis

チランジア・ペナスコエンシスの中央部分の葉の先端が

葉焼けしてしまいました。

10年以上育てていて、この種類の栽培にはそれなりに

自負はあったのですが失敗でした。

原因は水遣りを控え過ぎたのか、高い気温が長く続いたのか

不明ですが、大切なチランジア・ペナスコエンシスだけ

不具合が出ました。

チランジア・ペナスコエンシスの成長はとても遅いので、

外観が回復するのは絶望的です。

今年は園芸で上手くいかない事が多かったです。

2022年9月 5日 (月)

プロテア `スペシャルピンクアイス´ の蕾を枯らす。

P9051875_3_1  Protea ‘Special Pink Ice’ dead blossom bud

プロテア‘スペシャルピンクアイス’の枯れた蕾です。

植木鉢の用土を乾燥させてしまいました。

流通する苗は最小限の鉢土で仕立てられています(植木鉢が

大きいと輸送費用が多くかかるため)。

プロテアは開花時期には多くの水を必要とします。

その為に買ったばかりの根鉢の小さな苗の水管理には細心の

注意が必要です。

P9051874_2_1 Protea ‘Special Pink Ice’ dead blossom buds

プロテアは花芽が出来てから蕾が大きくなって、開花中にも

多くの水を欲しがります。

水が不足すると苞葉(萼片)が茶色く枯れて、たとえ開花しても

美観を損ねます。

矛盾するようですが、水はけの良い用土で植えないと根腐れします。

プロテア‘スペシャルピンクアイス’は開花させるのが意外と難しいです。

 

2022年9月 4日 (日)

Tillandsia balsasensis

P9041868_1_1 Tillandsia balsasensis

チランジア・バルサセンシス ペルー原産。

曲がっていますが長さは約15㎝。

T.テクトラムの近縁種で、葉の表面のトリコームが

美しい種です。

成長は遅いですが、株元から子株を出し群生します。

P9041872_2_1 Tillandsia balsasensis

チランジア・バルサセンシスの株元の子株。

2022年9月 2日 (金)

奇想天外 ウェルウィッチア

P9021867_3_1 Welwitschia mirabilis

奇想天外(ウェルウィッチア・ミラビリス)

今年の春に直径10.5㎝の鉢から4号(12㎝)スリット鉢

へ植替えました。

鉢が大きくなったので生育も順調で、左右とも葉が4㎝ぐらい

成長しています。

腰水にはしていません。

毎日の水遣りで大丈夫です(※頭上灌水は禁止)。

奇想天外は多肉植物では無いので用土の乾燥は厳禁です。

スリット鉢を使うと、長い鉢を使わなくてもいいのでコンパクトに

管理ができます。

P9041870_2_1  Welwitschia mirabilis

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