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2023年4月

2023年4月30日 (日)

シスタス `スノーホワイト´

P4282292_2_1 Cistus ‘Snow White’

シスタス`スノーホワイト´の花。

花径は約5㎝です。

花は1日で散ってしまいますが、次々と咲かせます。

P4282291_1_1 Cistus ‘Snow White’

枝先に蕾が何個かまとめてつきます。

シスタスは地中海性気候の様な環境を好みます。

日当たりが良く、水はけの良い場所に植えます。

P5012304_4_1 Cistus `Snow White´

枝先に集まる蕾の様子。

苞葉が特徴的です。

2023年4月29日 (土)

シロバナムシヨケギク

P4282298_1_1 Tanacetum cinerariifolium

シロバナムシヨケギク

蚊取線香の原料として有名な花です。

花には殺虫成分のピレトリンが含まれていて、乾燥させ

アルコールで抽出すると人間や動物に安全な自家製農薬を

作ることが出来ます。

P4282299_2_1 Tanacetum cinerariifolium

写真の花の苗は広島県因島から送っていただきました。

園芸用の除虫菊と違い、殺虫成分をしっかりと含有しています。

庭に植える草木は、できるだけ人間にとって有用な物を選んでいます。

花後には地際10㎝ぐらいの所で刈り取り、通風を確保します。

梅雨の雨や夏の高温が苦手なので、大胆に刈り取り枯葉を

除去することで夏越しを図ります。

2023年4月28日 (金)

リンゴの接ぎ木 失敗例

P4282293_3_1 Malus pumila grafting failure

林檎の割接ぎの失敗例です。

原因は台木と穂木の密着が不十分だったようです。

接ぎ木テープをビニルテープで代用したのが原因です。

もう少しきつく巻けばよかったです。

P4282294_4_1 Malus pumila grafting failure

穂木が完全に枯れています。

途中までは少し成長していたのですが、気温の上昇と

強まる日差しで接木部分が乾燥したものと思われます。

P4282295_5_1 Malus pumila grafting failure

穂木が枯れたので台木から芽が出てきています。

P4282296_6_1 Malus pumila grafting successful

こちらは接ぎ木の成功例。

穂木から元気よく幹が伸びています。

こちらはビニルテープでも上手くいきました。

両脇の細い木は、リンゴの実生苗です。

 

生坂セッコク

P4232282_1_1 Dendrobium moniliforme 生坂セッコク

長野県生坂村に自生する石斛の実生苗です。

日光が当たると花が開きます。

園芸家は旅行が出来ないといわれますが、セッコクなど

毎日の水遣りが必要ではない植物を選べば可能です。

セッコクは庭が無くても楽しめ、植え込み材料はミズゴケ

なので乾燥させれば燃えるゴミとして出すことができ、

土の処分にも困りません。

ヘゴ板に着生させれば、植木鉢すら要りません。

2023年4月26日 (水)

日本サクラソウ

P4212274_3_1 Primula sieboldii

日本サクラソウ(零れ紅×帯広)の花です。

学小名のシーボルディーは、幕末に来日した医師シーボルトに

対する献名です。

P4212275_4_1 Primula sieboldii

ニホンサクラソウは江戸時代から園芸品種が作出されていました。

写真の花は`零れ紅´と`帯広´を交配させて得られたものです。

基本種よりも濃色です。

種子は発芽してから2年目に花を咲かせます。

2023年4月24日 (月)

今年はミツバアケビに実が生るかも。

P4212276_5_1 Akebia trifoliata

アケビの幼果で2つ着いています。

大きさは2つ合わせて幅2㎝ぐらい。

ただし、これ位の大きさでも落果してしまう事があります。

アケビは花を沢山咲かせますが、結実するのはごく少数です。

自然に任せるとほとんど果実を収穫できません。

人工授粉が効果的で、自家結実性が弱いので他の株か別品種

の花粉をつけるようにします。

2023年4月23日 (日)

茶の木

P4192264_1_1 Thea sinensis var. sinensis `つゆひかり´

一針二葉の茶の新芽です。

これを摘み取り製茶します。

ウーロン茶は大きく育った葉を利用します。

亜熱帯が原産のチャノキですが、var. sinensisはある程度

耐寒性を備えるように品種改良されているので北限は福井県や

仙台でも栽培されています。

紅茶用には耐寒性が弱いアッサム種が使われます。

P4192265_2_1 Thea sinensis var. sinensis ‘つゆひかり’

チャノキは根が広く張るので鉢植えでの栽培は難しいです。

害虫は、葉に含まれるカフェインが多くの生物にとって毒なので

発生は少ないのですがチャドクガが着くことがあります。

大きく育ち木全体に散乱すると駆除が難しいので、卵の内(葉ごと

取り除く)か集団でいる段階で駆除(着火ライターで焼却)します。

何よりも観察が大事です。

チャドクガの毒の毛針は風でも飛散するので駆除にはビニル手袋を

使うなど注意が必要です。

毒毛針が刺さった場合は粘着テープを刺された箇所に貼り剥がして

取り除きます。

 

2023年4月22日 (土)

ディクソニア・アンタルクティカの新芽。

P4212278_7_1 Dicksonia antarctica

ディクソニア・アンタルクティカのゼンマイが出てきました。

ゼンマイの直径は5㎝ぐらいあります。

P4212277_6_1 Dicksonia antarctica

他の木性シダに比べ耐寒性はもちろん、耐乾性もありますが

雨が降らない日が続くようだと水遣りが必要です。

湿度が低い場合はホースで直接、葉や幹に水遣りをしています。

P4212279_8_1 Dicksonia antarctica

この様にゼンマイが解けながら葉が大きく伸びます。

2023年4月21日 (金)

台湾八角蓮

P4202267_1_1 Podophyllum pleianthum

台湾ハッカクレンの葉。

葉の大きさは直径が25㎝ぐらい。

P4202269_2_1 Podophyllum pleianthum flowers

葉の下では花を咲かせています。

自家結実性はありません。

実は食べることが出来ますが、それ以外は全草に毒があります。

漢方では解熱に使われるようですが、食べると危険です。

P4202271_3_1 Podophyllum pleianthum

とても丈夫な山野草で、日陰に地植え出来ます。

日当たりが良いと葉が傷むのが早く、夏ごろには枯れてしまいます。

P4182262_2_1 Podophyllum pleianthum

地植えすると大型になりますが、小さな鉢に植えると

小形のまま観賞することが出来ます。

 

2023年4月19日 (水)

育ってくれないシリーズ。クルマバツクバネソウ

P4182261_1_1 Paris verticillata

クルマバツクバネソウです。

去年より、ちょっとだけ大きくなっています。

葉の大きさは約5㎝。

地下茎があり鉢の中でとぐろを巻いています。

地下茎は育っています。

もう少し日光に当てた方が良いのかもしれません。

2023年4月18日 (火)

ワイルドストロベリー

P4162255_6_1 Fragaria vesca var. semperflorens 四季なりイチゴ

Wild Strawberry

サカタのタネさんのワイルドストロベリー(四季なりイチゴ)。

ランナー(走茎)が出ないので管理がしやすいです。

今年初めての実が生りました。

イチゴは花や草姿がとても可愛いです。

2023年4月17日 (月)

イングリッシュブルーベルの花。

P4162256_7_1 Hyacinthoides non-scripta

(English Bluebell,Commom Bluebell)

花は花茎の一方向につく傾向があります。

咲き進むと花茎が湾曲し、花が垂れ下がります。

花冠筒が長いのも特徴。

株が充実していて蕾が沢山ついています。

P4162250_4_1 Hyacinthoides non-scripta

草丈は約35㎝。

綺麗な花形をしています。

花はわずかに香ります。

鉢栽培の場合は大きめの物を使います。

開花時期までは日当たりで、広葉樹の葉が開く頃からは半日陰

に移します。

地植えの場合もこのような場所に植えます。

P4182263_3_1 Hyacinthoides non-scripta

 

2023年4月16日 (日)

フタバアオイ の 葉

P4142246_1_1 Asarum caulescens

フタバアオイの葉が開きました。

葉脈が綺麗です。

P4142247_2_1 Asarum caulescens flower

葉が展開するのと同時に開花します。

P4142248_3_1 Asarum caulescens

上手く撮れていませんが、朝日が当たると葉がキラキラと輝きます。

栽培は朝日が当たる日陰で行います。

日当たりが良いと夏までに葉が枯れてしまいます(根茎は枯れま

せんので来年葉は出てきます)。

P4162254_5_1 Asarum caulescens

10株を植えただけですが、だいぶと増えました。

種子でも増えている様です。

栽培には排水性が良く保水性のある土壌が適しています。

鉢植えでも簡単です。

2023年4月14日 (金)

サンショウ(山椒)の苗の選び方のポイント2。

P4132238_2_1 Zanthoxylum piperitum 花山椒

花山椒の花です。

苗を買う場合は必ず枯れにくい台木に接がれた接木苗を

選ぶようにしましょう。

代表的な品種

・花山椒(花や葉を利用する。花は佃煮に、葉は高級料亭

 などで風味付けに利用)

・朝倉サンショウ(Fagara inerme棘無しで葉や実を利用する)

・ブドウ山椒(実が豊産性、葉も利用できる)

・華北(中国)サンショウ(Zanthoxylum bungeanum 中華料理の

 花椒(ホワジャオ)用)

P4132241_4_1 Zanthoxylum piperitum 花山椒

果実に多い辛みの成分はサンショール,サンショウアミドで、

香りの成分はオイゲノール,シトロネラール。

葉をお吸い物に浮かべるだけで、本格的な日本料理になります。

「魏志倭人伝」には日本人は山椒の使い方を知らないと書いて

ありますが、縄文時代の遺跡には山椒の痕跡があるそうです。

P4132240_1_1 Zanthoxylum piperitum 花山椒

サンショウの若い葉は「木の芽」と呼ばれる。

サンショウの木は「山の宝石」とされ、料理の風味付け以外にも

漢方薬や民間薬として健胃・整腸・虫下し(消化器官の寄生虫)

・駆風(風邪などの喉の痛み)に使われ、食欲増進作用もあります。

P4132242_5_1 Zanthoxylum piperitum blossoms  花山椒

収穫した山椒の花。

<育て方>

植え場所は西日と夏の強光線を避けられて、水はけの良い所。

根腐れしないように水捌けが重要ですが保水性も大切です。

地植えで育てるのが簡単です。

アゲハ蝶が飛ばない様な半日陰に植えると、アゲハの幼虫の

食害の被害が減ります。

P4132245_6_1

山椒の花の佃煮を作りました。

花の収穫のタイミングは花粉が出た頃です。

収穫の期間が非常に短く、とても手間がかかるので

高級食材です。

 

 

2023年4月13日 (木)

「四倍体 巨大輪 ミツバツツジ」の花

P4102226_4_1 Rhododendron dilatatum 4倍体

‘四倍体巨大輪ミツバツツジ’という名前で売られていた

ミツバツツジです。

花の大きさは約6㎝で普通種に比べ1.5倍から2倍の大きさで、

かつ花色が濃色です。

花期が少し遅く、基本種のミツバツツジが散った後に咲きます。

雄蕊が10本なのはトウゴクミツバツツジ(花期が5月)の選別種

なのかもしれません。

P4132236_1_1 Rhododendron dilatatum 4倍体

2017年に植えて今年初めて開花しました。

葉も大きく、やはり普通種の2倍ぐらいあります。

2023年4月12日 (水)

シラー・カンパニュラータ の花。

P4122235_5_1 Scilla campanulata

シラー・カンパニュラータ(スパニッシュ・ブルーベル)の花。

以前にイングリッシュ・ブルーベルとして買った物です。

繁殖力が強く、種子でも分球でも増えます。

雑草のような感じで、一度植えると駆除するのが難しいです。

本物のブルーベルを植えるため(交雑を避けるために)抜き取り

たいのですが。

P4122230_1_1 Hyacinthoides non-scripta

本物のイングリッシュ・ブルーベルとされる花です。

スパニッシュ・ブルーベルと比べて花冠筒が長く、花色も

濃いです。

花序も湾曲してきます。

こちらも種子や分球でよく増えます。

P4122231_2_1 Hyacinthoides non-scripta

イングリッシュ・ブルーベルの葯は白色です。

繁殖力が強く鉢植えで育てると2年で密植状態になります。

種子が零れ落ちると悲惨なぐらい増え、球根が密集し過ぎて

花が咲かなくなります。

鉢植えの場合は深く大きな鉢を使うと、株が充実し

花がよく咲きます。

P4122233_3_1 Hyacinthoides non-scripta

イングリッシュ・ブルーベルは多種と交雑しやすく、実生でも

繁殖させたい場合はシラーなどの近縁種を植えないようにします。

 

 

2023年4月11日 (火)

ニホンタンポポの花。

P4092221_1_1 Taraxacum japonicum

総苞片が反り返っていない事と、自家結実性が無いことから

日本に自生している純粋種です。

西洋タンポポは自家結実性があるので花後に立派な綿毛が

出来ますが、写真の株はほとんど結実したことが無いので

綿毛が出来ません。

別株に花が咲いて昆虫が花粉を媒介してくれれば綿毛は

出来ますが、セイヨウタンポポの綿毛に見劣りします。

P4092222_2_1 Taraxacum japonicum

ただし、花や姿は山野草らしい可憐さがあるので日本の

蒲公英は美しいです。

西洋タンポポは全体的に‘ごっつい’です。

P4092223_3_1 Taraxacum japonicum

日本タンポポの花は春にだけ咲きます。

頭状花序で花弁1枚1枚が一つの花(舌状花)なので、花が

少ない分、一輪が咲いている期間も西洋タンポポに比べて短いです。

 

2023年4月 8日 (土)

リンゴをビニールテープで接木。

P4052219_1_1 Malus pumila

ダメ元で2月に接木をしたリンゴの穂木から芽が出てきました。

スーパーで買ってきたリンゴを食べて種子を蒔いたものです。

両脇の植物は、去年に発芽しなかったリンゴです。

今年発芽してきました。

台木と穂木の茎の直径が合うようにして‘割接ぎ’をしました。

P4052220_2_1 Malus pumila

もう一方の接木苗です、こちらも芽が出てきました。

フリマサイト等で接木テープが短くバラ売りしてくれていますが、

大量に接ぎ木するわけでもなく邪魔くさかったので

ビニールテープで代用しました。

コツは接ぎ木部分に水が溜まらないようにしっかりと巻く事です。

自分で増やす場合、品種登録のあるものは種苗法に抵触するので

品種や商標等の権利関係に注意してください。

1年経って成長していれば接ぎ木は成功です。

接ぎ木専用テープでは無いので茎への食い込みに注意が必要です。

秋ごろにはテープを外しても大丈夫かも。

2023年4月 4日 (火)

マツバギク

P3312209_2_1 Lampranthus spectabilis

去年に挿し木したものが開花しています。

暖地でのマツバギクの挿し木は秋がお勧めです。

挿し木の方法は、枝を切って乾いた用土に挿し、

数日経ったら水遣りをします。

その後は用土が乾いたら普通に灌水します。

P4012212_4_1 Lampranthus spectabilis

原種なのか園芸品種なのか不明ですが、鮮やかな花を

咲かせます。

一期咲きです。

極端な乾燥には弱いです。

大阪の平野部で露地で冬越し出来る耐寒性はあります。

2023年4月 2日 (日)

今年はミツバツツジの花付が悪い。

P4022215_1_1 Rhododendron dilatatum

ミツバツツジは‘ソメイヨシノ’桜と同じ時に花を咲かせます。

細い枝に優美に咲かせます。

今年の花付が異常に悪く(例年の10分の1ぐらい)、驚いています。

実生で育てた株も揃って花付が悪いので、この1本だけの話では

ないようです。

P4012214_5_1 Rhododendron dilatatum

去年に何があったのかは知りませんが、温暖化による

異常気象を疑いたくなります。

2023年4月 1日 (土)

Tillandsia ionantha var. maxima

P3302208_1_1 Tillandsia ionantha var. maxima

チランジア・イオナンタ`マキシマ´

右側が育てた子株です。

買った時の左側は、葉の密度が高いですが

親株から育った子株は葉の密度が低いです。

生育環境が葉の数にも影響するようです。

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