シャクヤク`姫小町´
芍薬`姫小町´の花。
開花初日で花径は約8㎝。
原種に近い品種ですが、根の薬効成分はギリギリ漢方薬に使える
程度しか含まれていません。
芍薬は江戸時代に朝鮮から日本に渡来していて、日本には
自生しません。
日本に自生するのはヤマシャクヤク(Paeonia japonica)と
ベニバナヤマシャクヤク(Paeonia obovate)だけです。
シャクヤク`姫小町´
開花2日目、より平開して花径は12㎝。
芍薬は中国では「宗」の時代頃から観賞用に栽培されていましたが、
薬用植物としても重要でした。
地下のゴボウ状の根を煎じて、頭痛・腹痛・下痢・腫れ物を
治すのに用いられました。
シャクヤクは大苗で買った場合を除き、栽培の最初の年は
摘蕾して花を咲かさないようにして根を育てます。
2年目も花の数を制限し株の成長を助けます。
写真の株も2本芽が出ましたが、花を咲かせたのは1本の1個だけで
他は側芽の蕾を含め全ての蕾を小さい内に摘み取りました。
原種に近いシャクヤクは日が当たらなくなると花を閉じます
花弁の傾性運動(開閉運動)。
花は七日間咲きました。
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