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2023年7月

2023年7月31日 (月)

盆栽用ヒノキ`雅´

P7172588_1_1 Chamaecyparis obtusa var. `雅´

雲竜桧とか呼ばれるヒノキの一種で、品種名は`雅´です。

写真の木は樹高が20㎝ほど。

比較的に円錐形に樹形がまとまりやすく、盆栽に用いられます。

P7172590_3_1 Chamaecyparis obtusa var. `雅´

石化ヒノキと違い、ほとんどの葉が棘のように開いています。

P7182592_4_1 Chamaecyparis obtusa var. `雅´

切り落とした枝を挿し木することで簡単に増やすことが出来ます。

2023年7月27日 (木)

今年も出穂の時期を迎えました。と 土用に干すもの。

P7272609_1_1 Oryza sativa subsp. japonica

出穂(しゅっすい)しました、稲の花も咲いています。

白いオシベが見えます。

梅雨明けからの「土用」に干すものは梅干しだけではありません。

本も干しますし、田んぼの土も干します。

写真のプランター田んぼも水を張らずに土を乾かしています。

田んぼを干すことで、いつも水の中にある根を空気に触れさせ

呼吸させるとともに悪い菌を殺菌したりガスを抜きます。

P7272610_2_1 Young mantis on Oryza sativa subsp. japonica leaf

プランター田んぼで小さなカマキリを見つけました。

クモもカマキリも苦手ですが園芸をしている以上「虫」との

関りは避けられません。

害虫を食べてくれますが、害虫が全くいなくなる訳ではありません。

食べる虫が居なくなると益虫も困りますから。

益虫はバランスを保ってくれます。

農薬を使うと害虫は全くいなくなりますが、被害のすべてを無くすこと

はできません。

園芸は二元論では成り立ちません。

P7272611_3_1 Oryza sativa subsp. japonica

葉鞘(ようしょう)の中から穂が出てきます。

暑い夏の間、イネは光合成を頑張って「お米」を生らせます。

「雷」は別名「稲光(いなびかり)」とも云います。

イネと関係が深く、雷が多い年はお米の稔が多いそうです。

一説では雷が空気中の窒素に作用し、稲が肥料として利用できる

形にしてくれるそうです。

那須五葉松 短葉性 文人木盆栽

P7242608_4_1 Pinus parviflora `那須五葉松´

那須五葉松の短葉性 文人盆栽。

樹高は28㎝。

幹はほぼ直幹です。

P7242606_3_1 Pinus parviflora `那須五葉松´

買った素材の下枝を落として、文人風盆栽を目指して育てています。

八房性でないので枝があまり細かく出ません。

P7242605_2_1 Pinus parviflora `那須五葉松´

根元の部分は少し貫禄が出てきました。

鉢は「丹山」作の物を使用。

P7242603_1_1 Pinus parviflora `那須五葉松´

反対側からの木姿。

「見返り美人」のような感じです。

2023年7月25日 (火)

今年の黄金ソテツの発色。

P7222601_2_1 Cycas revoluta `黄金ソテツ´

黄金ソテツの新しい葉が4本出ました。

この株は「春黄金ソテツ」と「黄斑ソテツ」の交配なので、

去年の葉も少し黄色に色づいています。

実生の矮性蘇鉄で株の直径は葉も含めて現在約60㎝です。

普通種のソテツは一般的に大きくなり過ぎるので、よほど

広い庭でなければ管理が難しいです。

黄金ソテツの発色は日照時間や気温に大きく影響されます。

発色したり、何年も発色しなかったりと安定しません。

黄金ソテツを買っても必ず発色するとは限りません。

2023年7月24日 (月)

Encephalartos horridus の今年の葉はたぶん出ない。

P7212598_3_1 Encephalartos horridus 

エンセファラルトス・ホリダス(ヒメオニソテツ,姫鬼蘇鉄)

エンセファラルトスの仲間は光合成に十分な葉があれば無理して

毎年葉を出すことはありません。

新しい葉が出るかどうかには株の栄養状態や水遣りも関係しますが、

Encephalartos horridus の葉は7年間は健全に光合成をし続けられる

ので毎年葉が出るとは限りません。

去年の葉を切り落とせば株が危機を感じて新しい葉を出しますが、

葉を切ると地上茎の肥大が遅くなり、また地上茎を覆う鱗片も

枯れて表面がミイラ化します。

完全に枯れた葉を切り落とすだけの育て方をすれば、幹の表面は

写真のように生き生きとした状態になります。

P7212596_2_1 Encephalartos horridus 

このエンセファラルトス・ホリダスはドワーフとして入手したものです。

現在の地上茎の直径は約8㎝,葉の数は14本。

葉は多くついていますが幹の成長は遅いように感じます。

夏の時期は成長期なので、水をあげれば幹も根も太りますが、

水のやり過ぎは株を腐らす原因になります。

この株も1週間に一度水やりをする程度の水管理です。

水をあげなくても地下に貯蔵根があるので簡単には枯れません。

2023年7月23日 (日)

梅干しの天日干し(土用干し)。

P7222599_1_1 Dry in the Sun ,Umeboshi (Japanese pickled plums)

塩分約20%の梅干しを天日で干しました。

6月中旬に1㎏の熟し梅を買って200gの塩をして1.5升の甕に入れ、

重しをして漬けていたものです。

梅雨明けからの土用の間は晴天に恵まれることが多いので、

この時期に干します。

食感や味の向上のほか、日光の紫外線による殺菌で保存性が

高まります(梅酢も干します)。

写真の梅干しは「白干梅(赤紫蘇を使わない)」です。

無農薬の梅を使ったので、無農薬の赤紫蘇が手に入りません

でした(赤シソは自分で栽培するしかないです)。

写真の梅干しの量で1㎏です。

1㎏だと30㎝×25㎝の揚げ物用のトレー(網付き)で干せます。

1日に一回裏返し、夕方に梅酢の中に戻します。

できれば3日連続で天日に干します、2日目は梅酢に戻さず

夜も干したままで夜露に当てると皮が柔らかくなるそうです。

3年寝かせると最高の梅干しになります。

塩分20%の梅干しは10年間保存して食べることが出来ます。

P7242602_1_1  Umeboshi(Japanese pickled plums)

表面に結晶化した塩がキラキラと光ります。

枝豆で究極の一杯を。

P7012563_7_1 Glycine max

プランターで育てたエダマメを収穫しました。

6月蒔きで、ほぼ無農薬で育ちました。

栽培終盤で葉を食害されましたがエダマメには問題はありません。

P7012564_8_1 Glycine max

湯がく為のお湯を沸かしてから収穫します。

採れたての枝豆はとても美しいです。

湯がくお湯には塩を入れず、茹でたエダマメに塩をふります。

究極のビールのおつまみとして家庭菜園でエダマメを育てるのも

一興です。

P7012565_9_1 Glycine max

今年は沢山収穫できましたが、やはりプランターでは畑には

敵いません。

2023年7月22日 (土)

Cycas cairnsiana dwarf form サイカス・カイルンシアナ 矮性種

P6302559_3_1 Cycas cairnsiana dwarf form

サイカス・カイルンシアナ の矮性種で株の大きさは根元から

葉の先までが約12㎝です。

葉の数が少ないので基本種の様な豪快な新葉の展開を見ることは

出来ませんが、手乗り感覚でかわいい株です。

葉色は基本種と同じで美しいブルーグレイです。

年に一度、あたらしい葉を出します。

遺伝子の中に小型化が存在することは、進化の途上で環境の変化を

矮化により生き抜いた証拠です。

2023年7月21日 (金)

ブドウ `アルモノワール´ が熟し始めた。

P7212593_1_1 Vitis ‘Harmo noir’

ブドウ`アルモノワール´の果実が色付き始めました。

今年は房の形も良く粒の数も多いです。

P7212594_2_1 Vitis ‘Harmo noir’

赤い物や黒いのが混じっていて綺麗です。

2023年7月17日 (月)

クルマバテンナンショウ 育ってくれないシリーズ2。

P7152587_1_1 Arisaema sp. クルマバテンナンショウ

車葉天南星の苗です。

毎年忘れた頃(7月に入ってから)に芽が出てきます。

今年は球根が腐ったものだと諦めていたら、葉を見つけました。

耐寒性はあるらしく(大阪の平野部では鉢植えで屋外越冬可能)、

夏の暑さも大丈夫です。

半日陰で管理しています。

草丈は約14㎝。

購入して2年目で成長が遅いのですが、こんなものでしょうか。

置き肥をしてみました。

Cycas debaoensis female cone サイカス・デバオエンシスの雌花。

P7112581_2_1 Cycas debaoensis female cone

だいぶとサイカス・デバオエンシスの種子錐(シード・コーン)が

出てきました。

大胞子葉(macrosporophyll)が美しいです。

P7082579_8_1 Cycas debaoensis female cone

種子錐を上から見た様子。

中華人民共和国では絶滅危惧種だそうで、自生地を回復させようと

しています。

P7082578_7_1 Cycas debaoensis female cone

ソテツの仲間はどれも生きた化石で、サイカス・デバオエンシスも

3億年前の姿を残しているといわれます。

この大胞子葉は触ると結構固いです。

2023年7月15日 (土)

棕櫚竹`白青殿’ 斑入りのシュロチク

P7082576_5_1 Rhapis humilis `白青殿´ 

シュロチク(棕櫚竹,棕梠竹)は涼やかな葉姿で、椰子の仲間なので

南国の雰囲気も併せ持ち、観賞用に人気があります。

京都の坪庭などでよく見かけます。

棕櫚竹‘白青殿’は、シュロチクの葉に白斑が入ります。

P7082574_4_1 Rhapis humilis `白青殿´

シュロチクの斑入りはとても珍しく価値があります。

一見普通のシュロチクでも「斑」が入っているだけで一段上の

観葉植物になります。

P7112580_1_1 Rhapis humilis `白青殿´

ただしシュロチク`白青殿´の良い系統の物は希少で、上の

写真のように「斑」が派手だと葉が枯れ込みやすく、綺麗に

育てるのが難しいです。

斑が地味で少なく葉緑素のある部分と共存している様な葉の

シュロチクを選ぶと管理がしやすいです。

P7082577_6_1 Rhapis humilis `白青殿´

株元に子株が出ています。

子株は親木の株元から少し間隔を開けて生えてきます。

同じ親木から出てくる子株も斑の入り方は様々で、良い系統を

残すようにします。

葉に斑が入るかどうかは幹に沿う葉柄を見ることで分かります。

シュロチクは利用価値が高い植物ですが、少し耐寒性が無いので

大阪の平野部でも冬は寒冷紗を掛けて霜による葉枯れを防ぎます。

根詰まりを起こすと葉色と生育が悪くなります。

植替えの際はヤシ科なので根を切らないようにします。

2023年7月14日 (金)

富貴蘭`大江丸の縞´の花。

P7062571_1_1 Vanda falcata `大江丸の縞´

フウラン`大江丸の縞´に花が咲きました。

富貴蘭(フウラン)は花に香りがあるためか貴族の間で

観賞用として流行りました。

斑入り種は緑葉種に比べ花が咲きにくいです。

P7142585_1_1 Vanda falcata `大江丸の縞´roots

富貴蘭は「根」も鑑賞対象となります。

写真のように根の先が赤くなるものは「ルビー根」と呼ばれます。

「根」が鑑賞対象となるのは世界的にも珍しいことです。

P7062572_2_1 Vanda falcata `大江丸の縞´

綺麗な斑が入った新芽も伸びてきています。

自生地ではフウランは樹上に着生し育っています。

根は通風を好み、普通はミズゴケで植え素焼鉢で育てます。

2023年7月 5日 (水)

イチジク`メアリーレーン´の果実。

P6302561_5_1 Ficus carica ‘Mary Lane seedless’

イチジク`メアリーレーン´の夏果が熟しました。

枝の上に見える秋果はまだ小さく青いです。

夏果は梅雨の時期で、あまり日照に恵まれないので秋果の

方が糖度は高いです。

大きさは夏果の方が大きい。

イチジク`メアリーレーン´はイチジク特有のつぶつぶの

食感が無いので、甘くとても美味しいです。

P6302562_6_1 Ficus carica ‘Mary Lane seedless’ fruit

やはり見た目が悪いですね。

とても高品質で糖度も高い品種なのですが、市場にはあまり

出回りません。

育てないと食べられない、家庭果樹の醍醐味ですが苗がそれほど

売られていません。

写真の物は接木苗です。

挿し木の自家製苗はフリマアプリで売られているのですが、本格的な

苗は見当たりません。

イチジクは広く長く根をはるので地植え推奨。

鉢植えでは難しいです。

2023年7月 4日 (火)

Tillandsia spiralipetala flower

P7032566_1_1 Tillandsia spiralipetala flower

チランジア・スピラリペタラの花。

花の大きさは約4㎜。

茶色の花を咲かせ、学小名は捻じれる花弁に由来します。

P7032567_2_1 Tillandsia spiralipetala

着生させているコルク栓の長さが4.5㎝。

チランジア・スピラリペタラは小さいですが、トリコームが

豊富で繊細な可愛さがあります。

P7032570_3_1 Tillandsia spiralipetala flower

チランジア・スピラリペタラの花序の様子。

栽培は3日に1度の霧吹きの水遣りで大丈夫ですが、イオナンタ

よりも少し水を欲しがります。

65%の遮光下で、風通しを良く管理します。

何かに着生させた方が育てやすいです。

耐寒性は5℃まで。

P7132582_1_1  Tillandsia spiralipetala flower

花序に2つ目の花が咲きました。

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