棕櫚竹`白青殿’ 斑入りのシュロチク
シュロチク(棕櫚竹,棕梠竹)は涼やかな葉姿で、椰子の仲間なので
南国の雰囲気も併せ持ち、観賞用に人気があります。
京都の坪庭などでよく見かけます。
棕櫚竹‘白青殿’は、シュロチクの葉に白斑が入ります。
シュロチクの斑入りはとても珍しく価値があります。
一見普通のシュロチクでも「斑」が入っているだけで一段上の
観葉植物になります。
ただしシュロチク`白青殿´の良い系統の物は希少で、上の
写真のように「斑」が派手だと葉が枯れ込みやすく、綺麗に
育てるのが難しいです。
斑が地味で少なく葉緑素のある部分と共存している様な葉の
シュロチクを選ぶと管理がしやすいです。
株元に子株が出ています。
子株は親木の株元から少し間隔を開けて生えてきます。
同じ親木から出てくる子株も斑の入り方は様々で、良い系統を
残すようにします。
葉に斑が入るかどうかは幹に沿う葉柄を見ることで分かります。
シュロチクは利用価値が高い植物ですが、少し耐寒性が無いので
大阪の平野部でも冬は寒冷紗を掛けて霜による葉枯れを防ぎます。
根詰まりを起こすと葉色と生育が悪くなります。
植替えの際はヤシ科なので根を切らないようにします。
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