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枯らしたのに、またギンゴケを買いました。
暖地の大阪府での栽培なので、朝日の時だけ直射日光の
当たる東側に置いて育てようと思います。
南向きの場所だと日光が当たりすぎて熱くなるので、
日光は午前中だけで十分です。
当然、西日は禁物です。
ギンゴケのアップの写真。
ギンゴケに用土は必要ありません。
無施釉の鉢に張り付ける感じで大丈夫です。
害虫はダンゴムシ等の食害に注意します。
害虫が侵入しないような棚の上で栽培します。
↑自宅の側溝で採取したギンゴケです。
取り除いてはいるのですが、ハリガネゴケも混じっています。
培養開始から半年が経っています。
コロニーを形成しつつあります。
パフィオペディラム・カロサムの栽培に失敗しています。
原因はヤスデが鉢の中に入ってしまい、食害していました。
その後の回復が上手くいっていません。
枯れて腐っている根もあるので、近日中に植替えをして
みようと思います。
状況から春まで待てないようです。
Paphiopedilum 属(パフィオペディルム,パフィオペディラム)
はワシントン条約で国際間取引が制限されています。
また、国内では「種の保存法」でパフィオペディルム属の全種が
国際希少野生動植物種に指定されていて、個体の登録が必要です。
個体の登録は「一般社団法人 自然環境研究センター」で行います。
繁殖させた個体の販売は可能ですが、交配種を除くパフィオペディラム
の原種の販売には「登録票」が必須です。
Crassula rupestris subsp. marnieriana variegata ‘Fantasy’
クラッスラ・ルペストリス`ファンタジー´(舞乙女錦)。
クラッスラ`ファンタジー´はある程度の長さに成長すると
下葉から枯れ上がることがあります。
挿木した小さな個体には、この症状は現れにくいです。
Crassula rupestris subsp. marnieriana variegata ‘Fantasy’
↑の写真のように葉が枯れて乾燥してしまいます。
やがて茎も水を送る能力が喪失し上まで枯れていきます。
一度、枯が始まると止めることが出来ません。
株の老化と夏の暑さが原因のような気がします。
暑い夏の水やりで根が枯れるのかも。
クラッスラ`ファンタジー´は斑入り品種なので遮光下で
育てます。
なつを涼しく過ごさせる工夫が必要です。
Crassula rupestris subsp. marnieriana variegata ‘Fantasy’
↑の写真はほぼ頂点まで枯れ上がってしまった株です。
葉枯れが始まると、すぐに健全な部分よりも上で切って
挿木をします。
枯れた部分からは発根しません。
Crassula rupestris subsp. marnieriana variegata ‘Fantasy’
葉が枯れて茎も枯れると水を吸い上げないので、葉が
干からびます。
こうなると挿木をしても成功率が低くなります。
挿木の方法は、健全な茎の部分で切って乾燥した用土に
挿すだけです。
切り口が乾燥するまで2~3日待って水やりを開始します。
挿木の適期は春と秋。
春になるとシノブが芽生えてきます。
池田炭(菊炭)
お茶炭(茶の湯用の炭)として有名な池田炭(菊炭)で
‘つりしのぶ(釣りしのぶ)’を作ります。
<作り方>
池田炭の中央部を針金で巻き、吊るす取っ手を作ります。
苔の厚みがあるので吊り金具は、ボタンのように少し浮か
して作ります。
胴炭など長い菊炭を使う場合は両端の2か所を針金で巻き
2点で吊り下げ、安定性を図ります。
池田炭の菊のような断面を生かして`釣りしのぶ´を
作ります。
苔を巻きます。
炭を立てると巻きやすいです。
シート状のハイゴケやヒツジゴケを円周の長さと幅に
整えて巻き付けます(苔は多少引き伸ばします)。
巻き付けた苔を糸で結んで固定します。
糸は一周ごとに結んで、4か所から6っか所結びます。
糸は強めにしばりつけて、持っている糸を90度回転させると
緩みにくくなるので、それから結びます。
菊炭の断面が隠れないように調整します。
こんな感じに仕上がります。
吊り金具の取っ手は苔のシートの厚み分、浮かして作っています。
この上に「しのぶ」を縛りつけたら完成です。
トキワシノブは葉が分厚く密で暑苦しいので、日本産の落葉性
の`シノブ´を使います。
その方が見た目が涼やかです。
`シノブ´を巻きつけます。
苔を縛っている糸に挟んだり、新たに糸を巻いて固定します。
新芽の位置をずらして配置すると、均等に葉が出ます。
日本産の落葉性シノブは、葉が疎らにつきます。
写真ではシノブの根茎が密なようですが、これ位で
ちょうどいい感じになります。
アロエ・アルボレッセンス(キダチアロエ)
暖冬のため、まだ霜よけをしていないので花を
見ることが出来ました。
例年ならば頭からビニール袋を被せてしまうので、
花はギリギリ観賞できません。
花の構造はどのアロエも同じですね。
花筒が長くて花蜜までの距離が長そうです。
日本でも結実することがあるようですが、冬なので
大阪の平野部でも花粉を媒介する昆虫は飛んでいません。
豪快な花を咲かせます。
葉は寒さに当たって赤く変色しています。
開花させるコツは良く日光に当てること。
震災と事故の犠牲者の方々に謹んで哀悼の意を表します。
Fragaria vesca var. semperflorens
サカタのタネさんの「ワイルドストロベリー 四季なりイチゴ」
の紅葉です。
Fragaria vesca var. semperflorens
ワイルドストロベリーは四季を通じて様々な姿を見せてくれます。
白い花や赤い実,葉もすべてがかわいいです。
イチゴにはビタミンC、葉は収斂・利尿・健胃作用があるハーブ
でもあります。
Fragaria vesca var. semperflorens
ワイルドストロベリーは窒素分の肥料が過多だと実をつけない
事があるので多肥栽培は避けます。
Fragaria vesca var. semperflorens
紅葉した葉は枯れるので、完全に枯れたら取り除きます。
緑色の越冬葉が写っています。
主な害虫はナメクジです。
一見、河川敷か牧草地に見えますが、実は鉢の中で育てて
いる草原です。
聖新陶芸さんの「きっと見つかる四つ葉のクローバー栽培キット」
のニュージーランド系のシロツメクサは丈夫で、大阪の平野部
でも夏を越しました。
シロツメクサはアイルランドなどが原産で冷涼な気候を好むため
今までは栽培が難しかったのですが、この四つ葉のクローバーは
簡単に育てることが出来ました。
写真の中に幸運の「四つ葉」のクローバーが写っていますが見つけ
られましたか?
もう少しアップしてみました。
`四つ葉のクローバー´は探すから楽しいのですが(ありがたみ
もあります)、最近全ての葉が四つ葉のシロツメクサの品種が
出現しています。
育種者は何を考えているのでしょうか。
商業的には全ての葉が四つ葉の方が利便性が良いのでしょうが
(近年では料理の飾りつけなどでの葉の出荷が増えているそう
です。)園芸的には`?´です。
害虫はダンゴムシ(新芽を食害します)とハダニに注意します。
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