Dendrobium amabile
デンドロビウム・アマビレの花。
Dendrobium属,Athecebium亜属,Callista節、
Callista節には房咲きのものが多いです。
種小名のamabileはamabilis(アマビリス,ラテン語で‘愛すべき’・
‘愛されるような’)の意味。
callistaは(ラテン語でkallistos‘とても美しい’)という意味です。
ベトナム北部の標高1,000mぐらいの山岳地帯の森の中に自生して
います。
写真の個体は、今では流通しない山採りの株です。
自生地の気温は冬は10℃,夏は27℃程度で一年を通し
雨が降り、湿度は70から90%と高いです。
日差しは木の葉で遮られ、一般のデンドロビウムよりも
遮光された状態で生育します。
開花株を室内に飾ると、花が少し閉じてしまいます。
日差しがあると花は平開します。
この株はバルブ(茎)の数が増えても、毎年3本の花房しか
咲かせません。
自生地では一年中、雨が降っていますが、日本での栽培では
冬は乾燥気味に管理します。
冬の栽培場所の最低気温は10℃を確保します。
自生地で本当に自然に咲いているのか一度は見てみたい花です。
樹の上に咲くランなので見上げるように観賞するのが正しい
のかも知れません。
« 白花マツバギク(アイスプランツ) | トップページ | Tillandsia ionantha »
「ラン Orchid」カテゴリの記事
- ランの耐寒性。(2024.12.20)
- Dendrobium amabile の新芽。(2024.08.09)
- Dendrobium amabile(2024.05.18)
- Dendrobium amabile の蕾。(2024.05.16)
- Paphiopedilum callosum パフィオペディラム・カロサム(2024.01.15)
コメント