Encephalartos horridus
Encephalartos horridus dwarf form
炎天下のエンセファラルトス・ホリダス ドワーフ
(エンケファラルトス・ホリダス,ヒメオニソテツ)。
種小名の‘horrida’はラテン語で棘だらけという意味です。
Encephalartos horridus dwarf form
↑水を貯めてパンパンの状態の地上茎です。
夏の水やり間隔は1週間に1度ぐらいです。
冬の間はほとんど水やりしません。
地上茎を観察していると、しぼんでくるのでいつ水を遣ればよいか
判断できます。
ただし葉を切ったりしていて地上茎を被う鱗片葉や葉柄基部が
枯れてミイラ状になっている場合は、この変化を観察できません。
Encephalartos horridus dwarf form
写真の幹は満水状態です。
葉の数が多くなったので、順調に育ってくれています。
写真に写っている葉柄の数だけでも、葉は15本あります。
Encephalartos horridus dwarf form
地上茎の直径は約9㎝になりました。
パリのオリンピックの聖火台は、モンゴルフィエの熱気球
でしたね。
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初めまして。
3日前にホリダスを購入した素人です。
ホリダスの情報が少なく、こちらのブログで勉強させてもらってます。
色々と未知な部分があります泣
塊根3センチ程度で葉は15センチ程が一枚、20センチ程が1枚新葉です。
他の記事を読みましたが、この時期の直射日光は危険ですか?
当方屋上で日光出てるうちはずっと当てています。
雨が降る時は、降る前に室内に入れるかサンルームに入れております。
また成長スピードはとても遅いと聞きますが、塊根3センチ程度のものが10センチ程度になるには、10年くらいかかりますか?
色々と素人質問で申し訳ありません。
ホリダス関係の記事楽しみに待ってます。
投稿: hyt | 2024年8月 8日 (木) 00時29分
hytsさま、コメントありがとうございます。
また、ブログをお読みくださりありがとうございます。
日当たりが良い屋上は最適な栽培環境ですね。
こちらの経験上、日光にどれだけ当てても葉焼けすることはありません。
注意点としては鉢土の温度の上昇です。
自生地では茂る葉や他の植物で株元が陰になっています。
ホリダスは地下茎とか紡錘根が植物体の大部分を占めます。
まだ株が小さく葉が少ないようですので、鉢土が熱せられると蒸れて枯れて
しまうことがありますので気を付けてあげてください。
具体的には鉢の下にレンガで下駄をはかせる、鉢表面を含め
鉢全体にあまり直射光が当たらないようにするなどです。
地上茎が10㎝になるには20年はかかりますよ。
投稿: このブログの人 | 2024年8月 8日 (木) 12時33分
返信ありがとうございます。
今現在の鉢が黒色の樹脂製です。
サイズが、直径15センチ高さ13センチ、上から下に直径が小さくなっており下部で9センチ程です。
教えていただいた高温対策には、鉢自体を大きくしたり鉢の素材を変えるのは有効ですか?
またおすすめの鉢の素材等ありましたらご指導お願いいたします。
そもそもこの時期に、植え替えはあまりよろしくないですかね、、、、
そんなに成長ゆっくりなんですね泣
大きめのものを買い増してしまいそうで怖いです。
投稿: hyt | 2024年8月 8日 (木) 21時48分
hyt様、コメントをありがとうございます。
上から下に直径が小さくなる鉢は適していると思います。
長い鉢や寸胴の鉢は、地下の部分が成長したときに引き抜けなくなります。
特に西日に当てなければ黒の樹脂製の鉢で十分育ちます。
高温対策に大きめの鉢に植えてしまうと、今度は水やり後の用土の乾きが悪く
なるのでお勧めしません。
鉢の側面に直射光が当たらないようにするだけで大丈夫です。
当方では無施釉の駄温鉢で育てていますので、ご参考ください。
植替えは春に暖かくなった頃が一番適期だと思いますが、夏でも根を痛めなければ
大丈夫だと思います。
冬や向寒期は植替えできません。
今では小さな株でもとても高価です、成長は遅いですが新しい葉を出してくれると
感動ものですので、気長に付き合ってあげてください。
破産しそうになりますが、大きな良い株が売っていると欲しくなります。
多頭株なんていいですよね。
投稿: このブログの人 | 2024年8月 9日 (金) 00時27分
ご返信ありがとうございます。
とても勉強になりました!
鉢に直射日光当たらないように何か考えてみます!
この時期の水やりについてどのようにされているか
またどのような用土を使われているか差し支えなければ教えていただきたいです。
教えて教えてばかりで申し訳ありません。
当方趣味は筋トレです。仕事は、エネルギー商社で営業しておりますので。
住宅設備、エネルギー関係ならご質問いただければ答えられますので、何か気になる点があれば聞いてください笑
投稿: hyt | 2024年8月 9日 (金) 00時52分
hyt様、コメントありがとうございます。
エネルギー商社にお勤めなんですね。
日本は太平洋戦争の頃から今までずっとエネルギー不足で苦労してきたので
大切なお仕事ですね。
オニソテツ類を育てている人にはマッチョが多いそうです(勝手な当方調べ)。
用土ですが山野草用(花ごころ 山野草の土)をそのまま使っています。
エンセファラルトスは弱酸性の用土でも育つそうですので、腐葉土や堆肥,ピート
などの腐植質,肥料分が入っていない用土で水はけさえよければ大抵大丈夫だと思います。
肥料はほとんど与えていません、山野草用のものを春に少しだけです。
水やりですが、春から秋までは1週間に一度あげる程度です。
冬の間は一ヶ月に1度程度です(冬越しの環境・温度で違います)。
株がまだ小さい内は鉢の用土が中心まで乾いたら、水やりしてあげてください。
投稿: このブログの人 | 2024年8月 9日 (金) 19時33分
ご返信ありがとうございます。
昨今の世界情勢や為替影響で、エネルギー価格も上昇しており厳しい状況ですね泣
鬼ソテツ類は、マッチョに魅力的に映るんでしょうね笑
鉢の高温対策は、ダンボールを円柱常に加工して、作成しました。
穴も開けて通気性も確保出来ました。
西日が当たる時間、鉢の温度確認しましたが、高温にならずとてもいい状態です。
一時的にですが、効果は抜群です。
また何か良いものを探してみます。
一枚板の端剤があったのでそちらを下駄がわりにしました。
この時期の日光、気温は強烈ですが、ホリダスは喜んでいるように感じます。
人間の方が先にダメになりそうですが、、、笑
ご指導いただいたお陰で、ホリダスに良い環境になっていると思います。
今後もご指導いただけると幸いです。
投稿: hyt | 2024年8月12日 (月) 03時12分
hyt様 コメントありがとうございます。
円安で日本も大変でしたが、ヨーロッパの方ではエネルギー価格が怖かったですね。
政府が補助金を出していたので、日本では危機感を感じている人は少ないかもしれません。
マッチョの方には過酷な環境で進化した姿が、厳しい運動で鍛え上げられた自分との
シンパシーを感じるのかもしません。なんて。
エンセファラルトスは幸せですね、そんなに大切にされて。
葉さえ切らなければ、年々立派になってくれて成長スピードも上がってきます。
楽しみですね。
投稿: このブログの人 | 2024年8月13日 (火) 00時29分
ご返信ありがとうございます。
ホリダスと筋肉は成長がゆっくりなので、育てがいがあるのかもしれませんね。
また気になる点があればご質問させていただきます!
ありがとうございました♪
投稿: hyt | 2024年8月14日 (水) 20時44分
Hytさま、コメントをありがとうございます。
成長がゆっくりなのは、本当にそっくりですね。
毎日の積み重ねで成果が出てくるようなことをするのは、やっぱり
マッチョはストイックです。
もはや修行。
ホリダスを育てるのも筋トレも通じるものがありそうです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: このブログの人 | 2024年8月15日 (木) 00時43分