囲炉裏 五徳 大型(金輪)Trivet
鍛造の五徳、北陸地方では金輪(かなわ)。
鉄製で鉄輪(かなわ)とも表記します。
上の五徳の輪の直径は24㎝,高さは28㎝。
囲炉裏(fireplace)では燃料に薪も使うので高さがあります。
現在は鋳造品が多いですが、これは熱した鉄を叩いて曲げて
作っています。
鍛造して足の部材を曲げて、上の輪を固定すると同時に
爪を成形しています。
↑曲げて固定している部分。
↑こちらは、もう一回り大きな五徳(金輪)。
上の輪の直径は34㎝,高さが31㎝。
金輪(かなわ)は、自在鉤では吊るせないような重さや
大きさの鍋などを置くのに使われます。
爪もあるので輪より小さな鉄瓶などもかけられます。
足は鍛造しているので輪を固定する部分の幅が厚くなり
綺麗なフォルムをしています。
足の上部に「上」と彫ってあります。
置く位置を示しているのか、使用目的を意味しているのか
わかりません。
輪の部分の鉄の厚みは1㎝以上あります。
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