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ハーブ herb

2023年2月10日 (金)

薬草園を目指して。日向当帰

P2082135_6_1 Angelica tenuisecta var. furcijuga

ヒュウガトウキ(日本山人参)の新芽です。

基本的には常緑です。

薩摩藩では「神の草」とよばれ門外不出の薬草でした。

薬局方(やっきょくほう)では根を利用しますが、葉にも

薬効があります。

 「庭」は人にとって有益な物でないと無意味です。

庭のルーツが薬草園(ハーブガーデン)やキッチンガーデンで

ある事は多いです。

薬用や食用にできる植物を庭に植えることは大切です。

 ヒュウガトウキは薬効が強いので利用する際は薬剤師さんや

お医者さんに相談してください。

2023年1月26日 (木)

マスチック・タイムの冬

P1262111_1_1 Thymus mastichina

マスチック・タイム(Mastic thyme,Spanish Marjoram)

別名:スパニッシュ・マジョラム

タイムは暖地でも楽しめる貴重なハーブです。

イメージする、ほとんどのハーブが地中海性気候で育つので

夏が高温多湿の大阪では栽培が難しいです。

P1222108_3_1 Thymus mastichina

マスチック・タイムの香りはとても良く、香水の原料にもなります。

触れると強く香るのでハーブガーデンには欠かせません。

シルバーリーフが美しく特に冬は葉色が冴えます。

暖地では初夏の成長期に伸びる葉が緑色になってしまいます。

育て方は日当たりが良く排水性の良い場所へ地植えします。

根が長く伸びるので鉢植えでは難しいです(大鉢を推奨)。

2022年12月31日 (土)

キダチアロエ の 花

Pc312072_2_1 Aloe arborescens flowers

キダチアロエの花。

南半球(アフリカ)原産なので、冬に花を咲かせます。

キダチアロエは江戸時代ぐらいに渡来して、日本の気候に

順化しているにもかかわらず開花時期だけは調整できない

ようです。

Pc262068_3_1 Aloe arborescens

オレンジ色の萼片と黄緑色の花弁。

開花から一定期間経過しないと開花しないので

日本では夏に咲かないのだと思います。

Pc312071_1_1 Aloe arborescens

開花させるコツは、兎に角日光に当てることです。

耐霜性が無いので、最低気温がマイナスになる所では

凍らないように保護が必要です。

2022年11月19日 (土)

高麗人参のその後。(閲覧注意、ネキリムシの幼虫の写真あり)

Pb191991_2_1 Pinus yunnanensis dead seedling

高麗人参の栽培のその後。

一緒に植えていた雲南松が枯れました。

松は高麗人参のコンパニオンプランツです。

雑草のハタケニラは元気ですね。

Pb191992_3_1 Pinus yunnanensis dead seedling

引き抜いた雲南松の根の様子。

引き抜いてみると簡単に抜けました。

根が殆どありません。

Pb191993_4_1 Pinus yunnanensis 

別の鉢の雲南松。

Pb191995_6_1

犯人は、たぶんこのコガネムシの幼虫(ネキリムシ)です。

薬草の栽培なので農薬が使えなかったので駆除できません

でした。

秋の初めぐらいには松の異変に気が付きましたが、しっかりと

探せていませんでした。

今回は鉢土を全部ひっくり返して見つけました。

Pb191994_5_1 root of Panax ginseng

本題の高麗人参ですが、こちらも5㎝程を残して食害されて

いました。

コガネムシの幼虫は芝生を植えていると、よく発生します。

2022年10月15日 (土)

ゲンノショウコの咲く小径

Pa141938_4_1 Geranium thunbergii

赤花ゲンノショウコ(みこしぐさ)

多年草。

「みこしぐさ」の別名は蒴果が種を弾き飛ばした後の

形状をお神輿の屋根に見立てたもの。

下痢など胃腸に効く薬草で、漢字では「現の証拠」と

表記され薬効の確実さを表しています。

Pa141934_1_1 Geranium thunbergii

花は秋咲きで、花径は1~1.5㎝。

花色は白色もあります。

日当たりが良く、あまり乾燥しない所が栽培適地です。

Pb171984_1_1  Geranium thunbergii

ゲンノショウコの蒴果が弾けて種子を飛ばした後の様子。

くるっと丸まった部分を、お神輿の屋根に見立てました。

2022年10月 7日 (金)

ラベンダーの夏越しが成功しました。

Pa051917_1_1 Lavandula angustifolia `濃紫早咲3号´

ラベンダー(Lavender)濃紫早咲き3号です。

大阪の平野部で何年も鉢植えで栽培しています。

今年は春の花後の剪定と同時に、一回り大きな鉢に植替え

をしました。

植替えの際に根もある程度切れましたが、逆に生育が

良くなりました。

<暖地での夏越しのポイント6つ>

・雨に当てない(←これ重要)。

・西日を避ける。

・素焼鉢やテラコッタのような乾きやすい鉢を使う。

・用土に腐植質を混ぜない。

・水遣りをし過ぎない。

・強剪定をしない。

2022年5月 4日 (水)

長崎ラベンダー `ナイトブルー´

P5031609_3_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎県が育成した二期咲きラベンダー`ナイトブルー´。

長崎ラベンダーのシリーズの中で一番萼の色が濃く、花を見た

感じだと北海道のラベンダー`濃紫早咲3号´に似ています。

P5031608_2_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎ラベンダー`ナイトブルー´はコモンラベンダーです。

コモンラベンダーなのに耐暑性があるそうなので暖地での栽培が

有望です。

耐暑性はありますが多湿は苦手なので植え付けは排水性の良さが

大切です(高畝にする、雨除けをするなど)。

西日が当たらない場所で育てます。

P5031611_5_1 Lavandula angustifolia `ナイトブルー´

長崎ラベンダー`ナイトブルー´はちゃんとラベンダーの香りがします。

今までは暖地で育てる為に額の色や花穂の姿(別系統のラベンダー)など、

いろいろと妥協してきましたが長崎ラベンダー`ナイトブルー´が暖地での

本格的なラベンダー栽培の夢を叶えてくれそうです。

2022年5月 1日 (日)

蚊取線香の原料の花。

P4301592_2_1 Tanacetum cinerariifolium

ジョチュウギク, シロバナムシヨケギク

バルカン半島 ダルマチア地方原産。

除虫菊の花が咲いています、草丈は約90㎝。

全草(特に花の部分)に殺虫成分のピレトリンを含みます。

ピレトリンは人間や動物には毒性が無い、安全な農薬になります。

P4301591_1_1 Tanacetum cinerariifolium

写真の花は広島県・因島から送っていただいたものです。

蚊取線香や殺虫剤用として改良された品種名「しらゆき」の

系統のもので、一般の園芸用のシロバナムシヨケギクよりも

多くの殺虫成分を持つものと思われます。

休耕地があれば(食糧難の時代に作物を作っていない場所が

在るなんて不思議ですが)植えて、出来るだけ環境負荷の

少ない除虫菊農薬を使うべきだと思います。

P5031620_11_1  Tanacetum cinerariifolium

2022年4月29日 (金)

セッコクの花

P4261584_2_1 Dendrobium moniliforme

セッコクの花。

薬用として利用され、生薬では茎の部分を「少彦薬根(すくなひこの

くすね)」と呼びます。

薬として健胃作用があります。

デンドロビウムの仲間には薬になるものが多く、現在も様々な種類が

有用な成分を研究されています。

P4201576_6_1 Dendrobium moniliforme Flower buds

ペリカンの頭の様な形のものがセッコクの蕾です。

 

2022年4月17日 (日)

レンゲの花

P4131556_1_1 Astragalus sinicus

(紫雲英,ゲンゲ,レンゲ)

久しぶりにレンゲの花を見たくて、ビニルポットで

咲かせてみました。

蜜源植物として、また緑肥としても有名な作物です。

何でも新物(しんもの)好きな国民気質で新米が珍重される

あまり、田んぼから消えた花でもあります(イネの植え付け

時期が早まった為に育てなくなりました)。

レンゲ畑は日本の原風景でハチミツも採れるので稲の前作として

もっと見直されるべきです。

P4141562_5_1 Astragalus sinicus leaves

マメ科特有の葉の形状をしています。

真ん中の金平糖みたいのが蕾の集まりです。

 

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