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ソテツ類 Cycadaceae

2022年8月 8日 (月)

黄金ソテツが黄色くなってきた。

P8081849_2_1 Cycas revoluta

今年に4枚の葉を出した黄金ソテツ(自称)の葉が

黄色に色付いてきました。

後冴え(緑色から黄色へと変わる)の黄金ソテツなのかも

しれません。

という事は、これは黄斑(斑入りソテツの一種)なのかも。

P8081850_3_1 Cycas revoluta

まあまあの色になりました。

株を大きくするために古葉は切っていません。

 

2022年7月30日 (土)

今年の黄金ソテツは発色がいまいち。

P7301844_1_1 Cycas revoluta

今年の葉を4枚展開しましたが、発色が悪いです。

気温は高かったのですが、戻り梅雨の様な天気もあった

ので日照不足かな?と思っています。

黄金ソテツの発色メカニズムは未だ不明なことが多く、

写真の株は大阪で栽培していますが発色の安定性が悪いです。

2022年7月20日 (水)

Cycas cairnsiana Dwarf form

P7171826_1_1 Cycas cairnsiana Dwarf form

サイカス・カイルンシアナの矮性個体です。

葉の頂点までの高さが13㎝。

新しい葉が1本だけ出てきました。

本来のサイカス・カイルンシアナの豪快な新葉の展開は

見ることが出来ません。

C.カイルンシアナの先祖は、こういう矮性になる遺伝子で、

隕石衝突後の恐竜などの大量絶滅期を生き残ったのでしょうか。

2022年7月17日 (日)

エンセファラルトスの葉を切る弊害③

P7141821_7_1 Encephalartos horridus dead dry leaf

エンセファラルトス・ホリダスの枯れ葉。

観察によるとエンセファラルトス・ホリダスの葉は

7年間は現役で光合成できます。

P7141822_8_1 Encephalartos horridus stem

エンセファラルトス・ホリダスの地上茎。

写真の幹の表情が本来のホリダスの鱗片です。

毎年、健康な葉を切ってしまうと葉の基部の鱗片部分が

枯れて幹がミイラの様な外観になってしまいます。

P7141824_9_1 Encephalartos horridus

エンセファラルトス・ホリダスはトゲトゲの葉が

幹を覆うように生えます。

P7141819_5_1 Encephalartos princeps dead dry leaf

エンセファラルトス・プリンセプスの枯れ葉。

E.プリンセプスの葉も7年間ぐらい光合成します。

葉は、決して毎年生えかわるものではありません。

写真のエンセファラルトス・プリンセプスは2年連続で

新しい葉を出していません。

P7141820_6_1 Encephalartos princeps dead dry leaf

これ位枯れて乾燥したら葉柄の根元から切ります。

枯れ葉を放置すると株元の風通しが悪くなり、カイガラムシ

等がつきやすくなります。

P7141818_4_1 Encephalartos princeps trunk

エンセファラルトス・プリンセプスの幹。

葉を切らないと幹の太りが早くなります。

写真の株も幹の直径が10㎝オーバーです。

下の方の葉が買った当時の物なので、どれだけ成長したのかわかります。

P7141825_10_1 Encephalartos dead dry leaf

左がプリンセプスの枯葉,右がホリダスの枯葉。

両方共、ドワーフタイプ(矮性株)として入手した当時の

葉なので長さは20㎝程です。

現在に生えている葉は両種ともに買った時よりも大型化しています。

 毎年葉を切るとエンセファラルトス(オニソテツ属)は弱ります。

樹勢が弱ると短い葉を出すようになります(盆栽と原理は同じです)。

葉を切り無くすことで強制的に葉を出さすことはできます。

 

2022年6月10日 (金)

Encephalartos horridus 葉の成長。

P6071717_1_1 Encephalartos horridus

中心部の2本が今年の新しい葉です。

新しい葉が出るときに日照不足だと徒長した葉(小葉と小葉の間が

伸びた葉)になります。

日光には十分充てるようにします。

葉は自然に枯れるまで切り取らないので、写真のように葉の数が

多くなります。

そうした方が地上茎の太りが早くなりますし、地上茎の表面を

覆う鱗片が枯れるのを防げます。

P6081726_7_1 Encephalartos horridus

新しい葉の根元付近。

細かい毛で覆われています。

葉の付く鱗片と、葉のない鱗片があることがわかります。

新しい葉の成長が急速なのは、柔らかい状態の葉を食べられない

様にするためだと思います。

オニソテツ属も全てが恐竜が絶滅した後に進化したものですが、

その遺伝子の記憶の中には草食恐竜への対抗策が組み込まれています。

P6131748_6_1  Encephalartos horridus leaf

エンセファラルトス・ホリダスの葉の棘も、葉が小さい内は

柔らかいです。

2022年6月 3日 (金)

Encephalartos horridus の新芽。

P5281696_1_1 Encephalartos horridus

エンセファラルトス・ホリダスに新芽が出てきました。

去年は葉が出ませんでした。

種小名のhorridaはラテン語で「棘だらけの」という意味です。

P5281697_2_1 Encephalartos horridus

今年は葉が2枚展開するようです。

P5311709_4_1  Encephalartos horridus

上の写真から二日目の様子。

新しい葉は急速に成長します。

P5311710_5_1 Encephalartos horridus

水遣りの回数は少な目が基本です。

鉢の用土が中心部まで乾いても枯れることはありません。

鉢土が乾いたら、たっぷりと水をあげます。

水遣りの時は、水が葉や地上茎にかからない様にします。

 

2021年9月 8日 (水)

Cycas cairnsiana dwarf form

P9081097_4_1 Cycas cairnsiana dwarf form

サイカス・カイルンシアナに新しい葉が開きました(左端の葉)。

葉の高さは約14㎝。

P9081096_3_1 Cycas cairnsiana dwarf form

矮性個体なので成長が遅いです。

本来ならば見事な新芽の展開も見ることが出来ません。

テーブルサイズで場所をとらないので、観葉植物として綺麗です。

2021年8月29日 (日)

サイカス・カイルンシアナの矮性個体の植え替え。

P8291073_4_1 Cycas cairnsiana dwarf form

サイカス・カイルンシアナのドワーフフォームです。

葉の大きさは長さが10㎝程度です。

P8291071_2_1 Cycas cairnsiana roots

小さな鉢で育てているので、サイカス・カイルンシアナの紡錘根が

とぐろ状になっています。

細い根の所々に粒状の部分がありますが、これがソテツのサンゴ根です。

P8291072_3_1 Cycas cairnsiana coral-like roots

このサンゴ根(coral-like roots ,Coralloid roots)には

シアノバクテリア(藍藻類, Nostoc sp.)が共生していて空気中の

窒素を固定してソテツが利用できる養分として供給しています。

ソテツ類が痩せ地でも生育できる理由です。

シアノバクテリアはオーストラリアなどで見られるストロマトライト

を形成する原核生物として有名で、地球で初めて酸素を作り出した

生物です。

P8301074_1_1  Cycas cairnsiana

2021年8月25日 (水)

エンセファラルトスの葉を切る弊害②

P8241065_4_1 Encephalartos horridus

この写真を見ると一目瞭然です。

下半分は毎年、葉が切られてしまった部分です。

健全な葉を切られたために葉柄の切り口が大きく、幹を覆う

鱗片もミイラ化しています。

上半分は葉を毎年切らないように(葉が自然と枯れるまで切らない)

栽培した部分です。

葉が自然に枯れると葉柄の断面が小さくなるので切っても目立ちません。

エンセファラルトス・ホリダスの葉は、当地の栽培環境では

7年間は光合成しますので、毎年葉の数も増え幹の太りも早くなります。

また、葉を切っていないので葉柄の根元の部分が枯れずに、綺麗に

幹を覆っています。

 葉を切ると盆栽のように樹勢を弱める事が出来るので小さな葉を

出すことが出来ます。

毎年、新しい葉を出させることもできます。

ただし、本来のトゲトゲの葉が幹を包み込むような姿にはなりません。

現役で光合成をしているエンセファラルトスの葉を切ることは

本当のオニソテツの栽培では無いと思います。

2021年8月 1日 (日)

黄金ソテツ?2021 Golden Cycas

P8011029_1_1 Cycas revoluta

2021年の葉が4枚展開しました。

苗が小さい頃は色付きが悪かったのですが、株が大きくなるにつれ

葉色が安定してきています。

P8011030_2_1 Cycas revoluta

ネット検索をすれば、もっと発色の綺麗な黄金ソテツ

がたくさん見つかります。

古い葉もこの時期になると、少し黄色く色付きます。

矮性ソテツなので株幅は約60㎝とコンパクトです。

時々、松葉芸の葉も出します。

P8011031_3_1 Cycas revoluta

幹の直径は7㎝です。

鉢を大きくして株を充実させると発色が良くなるかもしれません。

黄金ソテツの発色には、日照時間と気温が重要とされています。

大阪で育てていて感じることは、数年前よりも確実に葉が黄色く

発色しやすくなっている事実です。

地球温暖化は黄金ソテツの栽培にはプラスに働いています。

 

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