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古典園芸 Japanese traditional horticulture

2024年12月24日 (火)

錦糸南天‘群雀’

Pc203700_3_1 Nandina domestica dwarf form ‘群雀’

錦糸南天(琴糸南天)‘群雀’。

樹高は約15cm。

Pc203701_4_1 Nandina domestica dwarf form ‘群雀’

今年の春に挿し木増殖用の穂木を採るために剪定をした為、

根元から出てきた芽が育っています。

Pc203702_5_1 Nandina domestica dwarf form ‘群雀’

春の挿し木の活着率は100%でした。

穂木を採るために剪定をした枝から複数の芽が出てくる確率は

約50%でした。

2024年10月 2日 (水)

ヤシ科の根を切ってみた。シュロチク

P8293566_1_1 Rhapis humilis ‘白青殿’

シュロチク‘白青殿’。

棕櫚竹,棕梠竹

シュロチクはヤシ科なので、基本的には根は剪定しませんが、

根詰まりで植替えに困ったので根を切ってみました。

結果としては弱りましたが枯れませんでした。

回復には半年かかりました。

P8293567_2_1 Rhapis humilis ‘白青殿’

春に根を切り植替えをしました。

現在は立派な葉が出てきています。

2024年6月26日 (水)

錦糸南天の増やし方(挿し木)。

P6243402_1_1 Nandina domestica ‘群雀’

4月初旬に挿し木をした錦糸南天(琴糸南天)。

幹の先端の2㎝から3㎝を切って葉を取り除き挿し木をします。

あまり先端だと葉鞘だけで幹が無いことがあるので、幹を

確認して挿し穂を採ります。

挿し穂を数時間水揚げする以外は、特別な事はしません。

土に挿すだけです。

普通の挿し木と同じで日陰で管理します。

毎日水やりをして、乾かさないように注意します。

6月現在新しい葉が出てきています(発根は未確認)。

1本も枯れませんでした、とても簡単です。

P6243403_2_1 Nandina domestica ‘群雀’

↑挿し穂を採った親木です。

親木に芽が出てくるまでには半年ぐらい時間が掛かります。

このまま、芽が出ずに枯れてしまうのではと心配した程です。

P6243404_3_1 Bud of Nandina domestica ‘群雀’

↑剪定した幹から出てきた芽です。

P6243406_4_1 Bud of Nandina domestica ‘群雀’

↑根元付近からも1つ芽が出てきました。

挿し木の発根よりも、親木の発芽の方がはるかに遅いです。

2024年5月22日 (水)

細辛‘昭和錦’

P5213273_1_1 Asarum nipponicum ‘昭和錦’

江戸細辛の今年の新しい葉も固まりました。

去年の葉は葉柄の部分を切って取り除いています。

細辛‘昭和錦’は葉が多く出る品種なので個人的に

気に入っています。

新しい葉が出てきている間は毎日水やりをしますが、

葉が固まってからは用土が湿っている内は水をあげる

必要はありません。

P5223274_2_1 Asarum nipponicum ‘昭和錦’

日陰にも強いので観葉植物にもおすすめです。

サイズ感も日本の住宅にぴったりです。

もう少し遮光すると葉柄も伸びて綺麗な姿になります

(写真の株は、日光が当たり過ぎて葉柄が短く、草丈が

低いです)。

2024年5月 7日 (火)

池田炭のシノブ玉(つりしのぶ)

P5053210_1_1

茶の湯の炭として有名な池田炭(菊炭)に苔とシノブ

(Davallia mariesii)を巻き付けた‘つりしのぶ’です。

シノブの葉が生えてきました。

池田炭の断面の文様が菊の花のように見えることから

菊炭と呼ばれています。

これは、その断面を活かした苔玉です。

日陰で管理し、水やりは如雨露でたっぷりかバケツの水に

漬けます。

写真撮影のために吊るす紐を持っていたのですが、この後

不注意で落として炭を割ってしまいました。

 

2024年1月22日 (月)

福寿草の花が咲きました。

P1223038_1_1 Adonis amurensis 四方田家緑花(皆野緑)

福寿草`四方田家緑花(皆野緑)´

今日の春らしい陽気で花が開きました。

本芸の万重咲きではありませんが、花径は4.5㎝と

大輪です。

福寿草は春は日当たりで、夏からは半日陰で管理します。

移動させやすいので鉢植えで育てるのがおすすめです。

P1303054_2_1  Adonis amurensis `四方田家緑花(皆野緑)´

福寿草`四方田家緑花´は花色がとても美しいです。

P1303053_1_1   Adonis amurensis 四方田家緑花(皆野緑)

花の大きさ。大輪です。

P1303056_3_1 Adonis amurensis `四方田家緑花´

2024年1月10日 (水)

今年は暖冬で、福寿草の芽出しが早いです。

P1103008_1_1 Adonis amurensis

フクジュソウの花芽。

花弁数が多そうな、有望な花芽が上がってきています。

このままでは1ヵ月ほど早く花が咲きそうです。

P1103009_2_1 Petasites japonicum

蕗の薹(ふきのとう)も出てきています。

フキの葉も冬に枯れずに緑を保っています。

2023年10月27日 (金)

松葉蘭`富嶽の虹´の新芽。

Pa132796_7_1 Psilotum nudum `富嶽の虹´

松葉蘭`富嶽の虹´

今年は2本の芽が出てきました。

マツバランとして鑑賞されるこの植物体は「胞子体」と

呼ばれるものです。

二叉に分枝する単純な茎だけで育っていて、地下部は「根冠」が

無い「仮根」があります。

Pa192804_3_1 Psilotum nudum 

ディクソニア・アンタルクティカの幹のような部分に

着生しているマツバランです。

胞子から育った配偶体から受精して自然に生えてきたものです。

綺麗な斑が入っていることから`富嶽の虹´の胞子から

育ったと思われます。

ディクソニア・アンタルクティカを傷付けるわけにはいかないので、

引き抜いてみました。

Pa192812_9_1 Psilotum nudum 

引き抜いた結果、地下茎は千切れてほとんど付いていません

でしたが植え替えて栽培に挑戦します。

2023年10月 6日 (金)

観音竹「大判の縞」

Pa022769_1_1 Rhapis flabelliformis `大判の縞´ leaf

観音竹「大判の縞」の葉です。

大きさは幅が45㎝。

葉割れは多いですが葉色も濃く斑の入り方も上出来です。

Pa052779_1_1  Rhapis flabelliformis `大判の縞´

樹高は葉を含めずに40㎝。

とにかく大きく育てています。

葉焼けがひどいですね。

観葉植物として有望かなと思いましたが、綺麗に育てるのは

難しいです。

葉焼けさせずに育てるには高い技術と設備が必要です。

Pa022771_3_1 Rhapis flabelliformis `大判の縞´

観音竹「大判の縞」

幅は葉を入れて約70㎝。

逆光で分かりにくいですが、室内観葉として結構きれいな緑です。

南国を思わせる豪快な姿をしています。

2023年8月30日 (水)

松葉蘭 富嶽の虹 の新芽。

P8292659_1_1 Psilotum nudum `富嶽の虹´

中央に写っているのがマツバランの新芽です。

薄い黄緑色から黄色で出てきています。

高さは現在約5㎝。

今年も1本だけしか新芽が出ませんでした。

いろいろと試行錯誤はしているのですが、上手く育ってくれません。

マツバラン`富嶽の虹´は性質がとても弱いです。

耐寒性も弱く、冬は室内で育てています(屋外で冬越しさせると

地下の根のような部分が腐って黒くなります)。

P8292660_2_1 Psilotum nudum `富嶽の虹´

松葉蘭`富嶽の虹´は軸(茎)の途中で色が変わったり、

季節によっても色が変わることがあります。

もう10年以上株を維持していますが、育て方がわかりません。

遮光下で管理しています。

根のような部分には共生菌がいるので、肥料は必要ありません。

むしろ用土の汚れ(富栄養化)を嫌うようです、清潔な用土で

植えます。

 

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