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ラン Orchid

2024年8月 9日 (金)

Dendrobium amabile の新芽。

今日は長崎平和記念式典の日でした。

九州などの地震に遭われた地域の方々にお見舞い申し上げます。

南海トラフ巨大地震注意情報も発せられています。

猛暑も続いています。

色々大変です。

P8073545_3_1 Shoot of Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレ

今年は株を半分ぐらいの大きさにして植替えをしました。

株分けはハサミも使って、結構な重労働でした。

7月下旬から3本の新しいバルブが出てきています。

今の大きさは5㎝から10㎝。

洋蘭用バークで素焼鉢に植えています。

新芽を育てるために液肥を与えています。

P5183250_3_1_20240807173801 Dendrobium amabile

↑この株の花の写真です。

この株は、かつて流通していたベトナム山採り株でとても気難しいです。

原種なのでさらにデリケートです。

株分けや植替えをすると、何年も花が咲かないことがあります。

2024年5月18日 (土)

Dendrobium amabile

P5183244_1_1 Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレの花。

Dendrobium属,Athecebium亜属,Callista節、

Callista節には房咲きのものが多いです。

種小名のamabileはamabilis(アマビリス,ラテン語で‘愛すべき’・

‘愛されるような’)の意味。

callistaは(ラテン語でkallistos‘とても美しい’)という意味です。

P5183256_6_1 Dendrobium amabile

ベトナム北部の標高1,000mぐらいの山岳地帯の森の中に自生して

います。

写真の個体は、今では流通しない山採りの株です。

自生地の気温は冬は10℃,夏は27℃程度で一年を通し

雨が降り、湿度は70から90%と高いです。

日差しは木の葉で遮られ、一般のデンドロビウムよりも

遮光された状態で生育します。

P5183250_3_1 Dendrobium amabile

開花株を室内に飾ると、花が少し閉じてしまいます。

日差しがあると花は平開します。

P5183253_5_1 Dendrobium amabile

この株はバルブ(茎)の数が増えても、毎年3本の花房しか

咲かせません。

自生地では一年中、雨が降っていますが、日本での栽培では

冬は乾燥気味に管理します。

冬の栽培場所の最低気温は10℃を確保します。

P5183248_2_1 Dendrobium amabile

自生地で本当に自然に咲いているのか一度は見てみたい花です。

樹の上に咲くランなので見上げるように観賞するのが正しい

のかも知れません。

 

 

2024年5月16日 (木)

Dendrobium amabile の蕾。

P5153237_3_1 Flower buds of Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレの開花直前の蕾の美しさ。

ベトナム北部の山岳地帯に自生する原種のランです。

ふと栽培棚を覗いて写真を撮りました。

P5153238_4_1 Flower buds of Dendrobium amabile

今年は3本花房が出てきています。

二枚目の蕾がくっついている状態から、一枚目の写真の

姿になり開花します。

2024年1月15日 (月)

Paphiopedilum callosum パフィオペディラム・カロサム

P1143016_1_1 Paphiopedilum callosum

パフィオペディラム・カロサムの栽培に失敗しています。

原因はヤスデが鉢の中に入ってしまい、食害していました。

その後の回復が上手くいっていません。

枯れて腐っている根もあるので、近日中に植替えをして

みようと思います。

状況から春まで待てないようです。

 Paphiopedilum 属(パフィオペディルム,パフィオペディラム)

はワシントン条約で国際間取引が制限されています。

また、国内では「種の保存法」でパフィオペディルム属の全種が

国際希少野生動植物種に指定されていて、個体の登録が必要です。

個体の登録は「一般社団法人 自然環境研究センター」で行います。

繁殖させた個体の販売は可能ですが、交配種を除くパフィオペディラム

の原種の販売には「登録票」が必須です。

2023年5月27日 (土)

クロカミラン

P5262424_3_1 Orchis graminifolia var. kurokamiana

クロカミラン

草丈は約10㎝。 写真の個体は山採りではありません。

佐賀県黒髪連山に産する蘭の仲間です。

佐賀県の条例で採取は原則禁じられています。

ウチョウランと比べ少し耐暑性があるので育てやすいです。

半日陰で管理。

雨に当てても大丈夫です。

P5262425_4_1 Orchis graminifolia var. kurokamiana

抗火石の山草鉢に植えています。

排水性を良く植え付けるのが、上手な育て方のポイントです。

2023年5月10日 (水)

セッコク`大川素心´

P5052321_1_1 Dendrobium moniliforme `大川素心´

石斛`大川素心´

セッコクの花の季節です。庭でも次々と咲いています。

P5052324_3_1 Dendrobium moniliforme `大川素心´

日本のセッコクは漢方では「少彦薬根(すくなひこのくすね)」と

呼ばれ健胃薬として用いられます。

中国の石斛は免疫力の向上などの効用があり、日本の石斛とは

違った用い方をされます。

P5082340_9_1 Dendrobium moniliforme `大川素心´

素心(そしん)の品種なのでバルブ(軸)の色も緑色です。

2023年5月 8日 (月)

Den.amabile

P5102345_1_1  Dendrobium amabile

Athecebium 亜属 Callista 節(節のKallistos ラテン語で‘とても美しい’の意味)

P5082338_7_1 Dendrobium amabile

デンドロビウム・アマビレ(旧学名 Dendrobium bronckartii

ベトナム北部の山岳地帯(標高1,000~1,500m)に産する蘭です。

学小名(amabilis はラテン語で「愛すべき・愛されるような」の意味)

の通り`愛らしい´花を咲かせます。

自生地では冬の間も降雨が続き湿度が高いのですが、日本での

冬の栽培は乾燥気味に管理します。

P5152369_10_1 Dendrobium amabile

P5192393_5_1 Dendrobium amabile

2022年11月24日 (木)

Isochilus linearis var. compactum

Pb242005_1_1 Isochilus linearis var. compactum

イソチラス・リネアリス コンパクタムの花です。

茎の頂点に普通、複数の花を咲かせますが、基本種と異なり

花数が少なく2~3輪です。

Pb242008_3_1 Isochilus linearis var. compactum

花の大きさは子房の部分も含めても1㎝ぐらいです。

草丈も10㎝ほどです。

Pb191996_1_1 Isochilus linearis var. compactum

蕾の段階の様子。

Pb242007_2_1 Isochilus linearis var. compactum

花を前から見た様子。

Pb242009_4_1 Isochilus linearis var. compactum

全体像。

洋蘭用のバークで植えています。

鉢は素焼鉢ではなく焼締め鉢です。

成長期は水を好みます。

Pb242011_1_1 root of Isochilus linearis var. compactum

バルブは細いですが根が直径3~4㎜と太く、水を溜める

役目を果たしていると思われます。

2022年7月 2日 (土)

セッコクのウイルス病と実が生った。

P6301793_7_1 Dendrobium moniliforme leaf infected with virus

石斛(セッコク)の葉の写真です。

葉がまだら模様になっていたらウイルス病(バイラス病)を

疑います。

買ったこの株もウイルスに感染している様です。

P6301792_6_1 Dendrobium moniliforme leaf infected with virus

写真では判りづらいですが、この葉もまだら模様(緑色の部分と

黄色っぽい部分が混ざり合っている)になっています。

強めの日光に当てて育てているとウイルスの病斑が見えにくくなります。

こうなると焼却処分するしかありません。

探し求めていた品種だったので残念です。

P6301791_5_1 Dendrobium moniliforme seed cupsule

別株のセッコクに実が生っていました。

山野草店などで、はじけた後の莢を見かけることはありますが、

庭で実が生ったのは初めてです。

実の長さは付け根から約2.5㎝。

もう少しで実が割れて種を飛ばしそうです。

 

2022年6月30日 (木)

ネジバナの花

P6191770_1_1 Spiranthes sinensis

ネジバナは身近に自生する、とても美しい蘭です。

螺旋状に咲き上がる姿が面白いです。

P6191771_2_1 Spiranthes sinensis

開花すると一つ横の蕾を押すので螺旋状になるそうですが、

らせん状にならずに一直線で咲く個体もあります。

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