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山野草 wild plants

2023年7月17日 (月)

クルマバテンナンショウ 育ってくれないシリーズ2。

P7152587_1_1 Arisaema sp. クルマバテンナンショウ

車葉天南星の苗です。

毎年忘れた頃(7月に入ってから)に芽が出てきます。

今年は球根が腐ったものだと諦めていたら、葉を見つけました。

耐寒性はあるらしく(大阪の平野部では鉢植えで屋外越冬可能)、

夏の暑さも大丈夫です。

半日陰で管理しています。

草丈は約14㎝。

購入して2年目で成長が遅いのですが、こんなものでしょうか。

置き肥をしてみました。

2023年6月16日 (金)

ミヤマスカシユリ の花。

P6152529_2_1 Lilium maculatum var. bukosanense flower

ミヤマスカシユリ

秩父の武甲山が原産の下垂するスカシユリの一種です。

写真の株は実生苗です。

P6152530_3_1 Lilium maculatum var. bukosanense

自生地のミヤマスカシユリは崖に自生し、斜面に沿うように

下垂します。

葉のつき方は2列互生(にれつごせい)のように見えます。

P6152531_4_1 Lilium maculatum var. bukosanense

横から見ると、茎が湾曲していることが判ります。

木子(ちいさな球根)を出しても増えますが、外して別の鉢に

植えないと大きくならないようです(一ヵ所からは群生しない)。

栽培は難しく、球根を腐らせることが多いです。

硬質の鹿沼土や赤玉土で排水性を良くし、球根を深く埋めます

(釉薬の無い縦長の鉢が適しています)。

半日陰で管理し、鉢に直射日光を当てないようにします。

P6172533_1_1 Lilium maculatum var. bukosanense

ミヤマスカシユリの花。

2023年6月 9日 (金)

ニホンタンポポの発芽と双葉。

P5282437_11_1 seed leaf of Taraxacum japonicum

タンポポの発芽。

ニホンタンポポ(カンサイタンポポ)の双葉です。

種子は保存せずに採り蒔きをしました。

播種では1㎝ぐらいの覆土をしました。

それにしても発芽率が悪いです。

大量に種子を蒔いたのに、発芽したのは1本だけです。

他はダンゴムシに食べられた可能性もありますが。

西洋タンポポだと実生は簡単だと思います。

P5282433_7_1 Fluffy of Taraxacum japonicum

カンサイタンポポの綿毛です。

種子はほとんどが`しいな´の様です。

受精して成熟した種子は茶色で、もう少し膨らんでいます。

P6032467_3_1 sprout of Taraxacum japonicum

本葉は大きくなり、タンポポの鋸歯の特徴が見えてきました。

2023年6月 7日 (水)

シロツメクサの花。

P5282435_9_1 Trifolium repens

「きっとみつかる 四つ葉のクローバー栽培セット」で

種子から育てたシロツメクサに花が咲きました。

P5282436_10_1 Trifolium repens

同じ栽培セットから育てたのに、この株だけとても勢いがあります。

丈夫そうなので耐暑性も期待しています。

もともと冷涼な気候の地域が原産なので暑さに弱いです。

ハダニの害も多いのですが、この株は今のところ大丈夫です。

選別した他の四つ葉のクローバーはハダニがついている物があります。

P5282434_8_1 Trifolium repens

咲きかけのシロツメクサの花。

2023年5月17日 (水)

カンサイタンポポの綿毛。

P5122353_1_1 Fluffy of Taraxacum japonicum

A fluffy dandelion

ニホンタンポポ(たぶんカンサイタンポポ 関西の祖父母の庭で採取)

の綿毛です。

セイヨウタンポポに比べ控えめなイメージです。

種子は3個ほどが成熟して完成していますが、それ以外は`しいな´

の様です。

写真を撮った後、カメラを置いて採取に戻ると既に風に飛ばされた

後でした。

P5122354_2_1

こちらは残念ながら受粉できなかった花の綿毛です。

日本の在来種の‘たんぽぽ’は自家結実しません。

蒲公英は虫媒花なので近くの別個体の花粉が運ばれてこないと

種子ができません。

授粉できなかったタンポポの花も一応綿毛を広げますが、写真の

ような形です。

P5152357_1_1 Taraxacum japonicum flower

タンポポは外側の花から開花します。

1輪のタンポポは多数の花の集合体(頭状花)です。

写真の花の中心部の花弁は、まだ固く閉じています。

タンポポの葉はビタミンが豊富でハーブとして使います。

薬草として漢方でも「蒲公英(ぼこうえい)」として健胃・

利胆・解熱強壮に用い、外用として傷にすり潰して使います。

食べることも出来ます。

P5162370_1_1 Taraxacum japonicum flower

早朝、まだ寝ているたんぽぽの花。

タンポポの花は日光が当たらなくなると閉じます。

P5162372_2_1 Taraxacum japonicum flower

たんぽぽ 開花2日目。

ほとんどの小花が開花しオシベを伸ばしています。

P5162375_3_1 Taraxacum japonicum flower

カンサイタンポポの萼片は反り返りません。

P5172387_7_1 Taraxacum japonicum flower

カンサイタンポポ 開花3日目。

中心部の花も開花しています。

2023年5月 3日 (水)

Iris paradoxa の開花。

P4302301_1_1 Iris paradoxa

イリス・パラドクサの蕾。

開花の様子を順を追って掲載します。

P5012302_2_1 Iris paradoxa

蜂に擬態した花弁が出てきます。

P5012303_3_1 Iris paradoxa

外花被片はメス蜂のお腹の形に擬態していて、裏返ることで

完成します。

虫媒花なのでオスの蜂を引き寄せて、花粉を運んでもらいます。

P5022309_3_1 Iris paradoxa

内花被片には筋状の模様が入り美しいです。

西アジア原産のオンコキクルス(Oncocyclus)系アイリスです。

P5022311_4_1 Iris paradoxa

外花被片のアップ。

毛状突起が生えています。

<栽培>

花後は梅雨の頃、葉が緑色でも断水し鉢土ごと乾燥させて

夏越しさせます。

根茎を掘り起こしての乾燥保存も出来ますが、鉢土に

埋めたままの方が秋の回復が良好です。

鉢植えで育てます、地植えは基本的に出来ません。

秋に新芽が動き出したら水遣りを再開し成長させます。

雨除け栽培を推奨。

害虫はアブラムシに注意、バイラス病を感染させます。

2023年4月28日 (金)

生坂セッコク

P4232282_1_1 Dendrobium moniliforme 生坂セッコク

長野県生坂村に自生する石斛の実生苗です。

日光が当たると花が開きます。

園芸家は旅行が出来ないといわれますが、セッコクなど

毎日の水遣りが必要ではない植物を選べば可能です。

セッコクは庭が無くても楽しめ、植え込み材料はミズゴケ

なので乾燥させれば燃えるゴミとして出すことができ、

土の処分にも困りません。

ヘゴ板に着生させれば、植木鉢すら要りません。

2023年4月21日 (金)

台湾八角蓮

P4202267_1_1 Podophyllum pleianthum

台湾ハッカクレンの葉。

葉の大きさは直径が25㎝ぐらい。

P4202269_2_1 Podophyllum pleianthum flowers

葉の下では花を咲かせています。

自家結実性はありません。

実は食べることが出来ますが、それ以外は全草に毒があります。

漢方では解熱に使われるようですが、食べると危険です。

P4202271_3_1 Podophyllum pleianthum

とても丈夫な山野草で、日陰に地植え出来ます。

日当たりが良いと葉が傷むのが早く、夏ごろには枯れてしまいます。

P4182262_2_1 Podophyllum pleianthum

地植えすると大型になりますが、小さな鉢に植えると

小形のまま観賞することが出来ます。

 

2023年4月19日 (水)

育ってくれないシリーズ。クルマバツクバネソウ

P4182261_1_1 Paris verticillata

クルマバツクバネソウです。

去年より、ちょっとだけ大きくなっています。

葉の大きさは約5㎝。

地下茎があり鉢の中でとぐろを巻いています。

地下茎は育っています。

もう少し日光に当てた方が良いのかもしれません。

2023年4月17日 (月)

イングリッシュブルーベルの花。

P4162256_7_1 Hyacinthoides non-scripta

(English Bluebell,Commom Bluebell)

花は花茎の一方向につく傾向があります。

咲き進むと花茎が湾曲し、花が垂れ下がります。

花冠筒が長いのも特徴。

株が充実していて蕾が沢山ついています。

P4162250_4_1 Hyacinthoides non-scripta

草丈は約35㎝。

綺麗な花形をしています。

花はわずかに香ります。

鉢栽培の場合は大きめの物を使います。

開花時期までは日当たりで、広葉樹の葉が開く頃からは半日陰

に移します。

地植えの場合もこのような場所に植えます。

P4182263_3_1 Hyacinthoides non-scripta

 

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