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山野草 wild plants

2024年8月29日 (木)

マツバランの発生。

P8113552_1_1 Psilotum nudum

鉢の中から出てきたマツバランの胞子体。

マツバランはシダの仲間なので胞子が飛んだあと、

地中で配偶体を形成し、そこで受精しマツバランとして

地上に現れます。

マツバランは清潔な用土にしか生えてきません。

今まで庭から生えてきたことはなく、すべて鉢の中から発生しています

(配偶体と共生するアーバスキュラー菌根菌が雑菌に弱いのかもしれません)。

原始的な植物に似ているので異様な光景ですが、出てきた

鉢がジュラシックツリーなので、お似合いです。

P8113553_2_1 Wollemia nobilis

台風対策が大変です。

2024年7月22日 (月)

大輪タンポポの苗。

P7183493_3_1 Taraxacum officinale spp.

今年は秘密で大輪タンポポ?(正体不明)を育てています。

写真は春に播種したものですが、すでに大きいです。

本当に大輪のたんぽぽが咲くかもしれません。

春に種を蒔いてすぐに発芽したので西洋タンポポである事は

間違いなさそうです。

P7183492_2_1 Taraxacum officinale spp.

来年に咲いてみないと判りませんが、大輪への期待が膨らみます。

タンポポは野菜としても有用で、苦みがあるけどおいしく、食用タンポポ

の種子が販売されています。

ビタミン類が豊富に含まれていて、栽培が簡単な優秀な野菜です。

2024年7月21日 (日)

いまいち分からないクルマバテンナンショウ。

P7183499_4_1 Arisaema sp. クルマバテンナンショウ

葉が車葉になっていませんがクルマバテンナンショウ(車葉天南星)

です。

気が付いたら夏になって、ようやく葉を出していました(芽出しが

非常に遅いです)。

草丈は約25㎝。

去年よりかは少しは大きくなったようですが、未だに育て方が

わかりません。

苗を買って今年で3年目です。

植えている鉢が大きいのか小さ過ぎるのかさえ分かりません。

ただ、耐寒性はあるらしく大阪府の平野部に位置する当地では

屋外で越冬しています。

2024年6月27日 (木)

ネジバナが咲きました。

P6243400_4_1 Spiranthes sinensis

ネジバナ

身近に自生するラン科の植物です。

芝生の雑草として嫌われることもありますが、花の咲く姿が

とても綺麗です。

P6243401_5_1 Spiranthes sinensis

条件さえ合えば自然と種子で増えてくれます。

こんな可憐な野草が育つ環境を庭の一部に残しています。

P6253408_1_1 Spiranthes sinensis

一つ一つの花が、ちゃんと蘭の形をしています。

2024年6月13日 (木)

Lilium maculatum var. bukosanense ミヤマスカシユリ

P6123350_10_1 Lilium maculatum var. bukosanense

ミヤマスカシユリ

秩父の武甲山に自生するユリで、茎が崖に沿って下垂して

花を咲かせます。

写真は栽培品です(自生地の画像を見ると葉はもっと平行二列

になっているように見えます)。

P6123349_9_1 Lilium maculatum var. bukosanense

赤玉土と鹿沼土の混合用土で無施釉の蘭鉢に植えて

育てています。

半日陰での管理です。

P6123348_8_1 Lilium maculatum var. bukosanense

ミヤマスカシユリの花。

ユカシユリの名前は、花弁の根元が細くなり隙間がある

ことに由来します。

P6153365_5_1 Lilium maculatum var. bukosanense

大阪の平野部でも育てられるぐらい耐暑性があり、丈夫で

毎年花を咲かせてくれます。

P6153367_6_1 Lilium maculatum var. bukosanense

2024年6月11日 (火)

素心シイノミカンアオイの花。

P6083319_2_1 Asarum savatieri var. furusei 素心

素心シイノミカンアオイの花が咲きました。

この花は素心なので色素が抜けていますが、普通種は花が茶色

なので椎の実(ドングリ)そっくりです。

P6083318_1_1 Asarum savatieri var. furusei 素心

花の大きさは小さいです。

P6083320_3_1 Asarum savatieri var. furusei 素心

シイノミカンアオイの葉模様は個体により異なります。

2024年5月26日 (日)

クロカミラン

P5233281_3_1 Orchis graminifolia var. kurokamiana

クロカミランは佐賀県・黒髪山に自生するウチョウランの変種です。

写真は栽培品です。

今年は花が沢山咲いてくれました。

草丈は14㎝ぐらいで茎は斜上します。

崖から覗くように花を咲かせます。

抗火石の鉢に山野草用の用土で植えています。

自生地では厳しい環境に生育するためか、乾燥にも強く丈夫です。

基本種のウチョウランよりも耐暑性があり栽培し易いです。

半日陰で栽培。

 

2024年5月16日 (木)

タカネバラ

P5083214_3_1 Rosa nipponensis

蔵王連峰・不忘山からの系統のタカネバラの選別品です。

花径は約4㎝。

樹高は25㎝ほどです。

低地に実生順化しているのか、丈夫で栽培は簡単です。

大阪府の平野部でも遮光なしで夏越しできています。

P5093218_6_1 Rosa nipponensis

タカネバラの蕾。

肥料と水を好みます。

肥料は山野草としては多めで、不足すると花が少ないです。

2024年4月28日 (日)

イリス・パラドクサ(Iris paradoxa)の花。

P4273200_5_1 Iris paradoxa

イリス・パラドクサ

アヤメの仲間はどれも綺麗です。

光に透ける花弁がステンドグラスのようです。

P4273201_6_1 Iris paradoxa

昆虫の腹部に擬態した花弁。

P4273202_7_1  Iris paradoxa

花後は梅雨頃を目安に、鉢土ごと乾かして休眠させます。

鉢植えの夏越しは根茎を掘り上げずに行った方が根が

枯れません。

秋からの回復が早いです。

2024年4月21日 (日)

イングリッシュブルーベル

P4213195_2_1 Hyacinthoides non-scripta

雨の中、イングリッシュブルーベルの花が咲いています。

本物のイングリッシュブルーベルとして横山園芸さんの苗を

購入したものです。

P4173184_3_1

↑こちらは偽物(偽物と言っては失礼ですが)のスパニッシュ・

ブルーベルです。

花筒の部分が短いです。

シラー(Scilla)の仲間。

以前はこれが、イングリッシュブルーベルとして売られていました。

P4213194_1_1 Hyacinthoides non-scripta

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